【芸を継ぐ者】
映画館で1日5本観るシリーズ②
配給東宝、題名国宝、作品重宝。
吉田修一原作×李相日監督タッグ再び。
日本伝統文化の素晴らしさを体感出来る。
3時間が全く苦にならない重厚な作品…
ヤクザの親分の息子が親父殺されたあとに贔屓にしてた歌舞伎役者の二代目花井半次郎の家に引き取られて、そこの息子と女方として友達兼ライバルみたいな感じでやってて数年後に親父が怪我した代役を自分の息子じゃ…
>>続きを読む喜久雄の青年期がめちゃくちゃ目を引くというか艶やか。
一緒に刺青入れてくれて、どこまでも支えてくれてた春ちゃんがあっさり俊坊とくっつくのがびっくり。
舞妓さんの藤駒と初めて出会うシーンがめちゃく…
芸に身を投じる、芸に命を懸ける、とはこういうことなのかと。
喜久雄と俊介の歌舞伎役者としての幼少期から大人になるまでのストーリー、その時その時の繊細な心情、歓び・哀しみ・悔しさ・葛藤・嫉妬がこれでも…
恐ろしくて美しい映画だった。
一つの道を極めるってこういうことなんだと思った。命をかけて芸を極め役者として生きているからこそ、観客は惹き込まれるんだろうなと思った。
竹野の「あんなふうには生きれない…
なんだかすごい世界を見せてもらった!
横浜流星(俊介)さん、吉沢亮(喜久雄)さんの女形が美しい。
そしてすごく練習されたのが伝わる。
歌舞伎という、血の繋がりが強い世界で、才能で気にかけられること…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会