クレール・ドゥニ監督による幻のエモーショナルで美しい傑作である。
アフリカのジブチを舞台に、外人部隊の兵士たちの日々の訓練が描かれる。
青い空と海、そして灼熱の大地が背景となり、彼らの躍動する身体は…
身体と大地の詩
遠目で眺めるとこの作品では何も起こっていない。肉体の動きはいつしか踊りとなるが、大地に落ちる汗は染みさえ残さない。肉体と風景は研ぎ澄まされてそのものが主題となることで、不毛な寓話と…
正直申し上げまして、最初に見たときは、アフリカはジブチの、輝かしいランドスケープの、呼吸を忘れるほどの映像美にもかかわらず、あまりにも淡々としたフランス外国人部隊の訓練の日常の描写と、あるんやらない…
>>続きを読む日本の夏がわれわれの体力を本気で奪いにかかっている今、こんな日は涼しい自宅に篭ってこういうワケわからない映画を観るに限る。アフリカの満天の日差しを全身に受けながら、半裸で謎の訓練に明け暮れる男たち、…
>>続きを読む© LA SEPT ARTE – TANAIS COM – SM FILMS – 1998