聖なるイチジクの種の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『聖なるイチジクの種』に投稿された感想・評価

権威の象徴たる「銃」の紛失で男は戸惑う。
家父長制の揺らぎに焦り、力で従順を迫る男に、世代も思想も異なる女たちが団結し抗う。
遺物となった価値観を撃つこの寓話に、イランの現在と未来を見た———ISO…

>>続きを読む
3.8

イラン映画。
国への抗議の現実の動画や警察の取り締まりの様子も織り交ぜつつ、市民vs国家→妻と娘たちvs夫の相似形。後半はもうサスペンスホラー。
家父長制のなか、娘に対する母親の寄り添い方がグラグラ…

>>続きを読む
3.7

もし神が存在するとしても、人が神を信じはじめた途端にそれは曲解されていくものなのではないか。

刑を免れるためとか、家族の絆だとか言うけど、最終的に目的が「支配」に変わっているだけ。

抑圧には必ず…

>>続きを読む

モハマド・ラスロフ監督によるイランを舞台にした作品。

イラン舞台だが製作はドイツ・フランス・イラン合作。
というのが、同監督は本作品を製作したことでイラン政府から実刑判決を受け、執行される前にイラ…

>>続きを読む

銃の取った取らないの家族喧嘩が、大ごとになる映画。

SNSを通じで政府側に不信感を持つ娘たちVS政府側の父親の対立構造で、「家族」というものの中で社会情勢を描くという、とても皮肉の効いた作品だった…

>>続きを読む
aiko
3.6
これはホラー映画なの?
lastがまるでシャイニング

っていうか🇮🇷の現状がホラー
KYO
4.0

この映画の背景にあるのは2022年にあった反ヒジャブ運動。
スマホで撮影された映像は全て本物らしい。
監督は撮影中に国外脱出して海外から指示して撮り終え、他の俳優も亡命し、母親役の俳優が捕まったそう…

>>続きを読む
666
-
イラン映画。
ラスト30分ハラハラ長い!!
ヒジャブがそんなに必要なのか、、
家族間であっても宗教の強要は
やめてほしい。早く無くなって欲しい。

<イスラム社会の裏側と自由への叫び>

イランの国家公務に従事するイマンは、裁判所の調査官に昇進したが、その業務は反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を科すための、検事命令に従うだけのものだった。護身用の拳…

>>続きを読む
ココ
4.0

国家に抑圧された国民、家父長に抑圧される女性が二部構成で描かれた作品。

まさか父親が今作のラスボスだと思わなかった。自分が安全地帯にいれば国を守るだとか大口を叩くくせに、窮地に追いやられた途端本性…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事