ジュリアの作品情報・感想・評価・動画配信

「ジュリア」に投稿された感想・評価

Jimmy

Jimmyの感想・評価

2.8
飯田橋・佳作座で鑑賞。(2本立て)

ジェーン・フォンダよりもヴァネッサ・レッドグレーブの存在感強し。

二人の回想場面が輝いているので、戦う女=ヴァネッサ・レッドグレーブが遠い存在になっていくあたりが哀しい。

後年、この映画にメリル・ストリープが出演していたというのを知ったので、自分の鑑賞記録を確認すると、出演者が6人書いてあって6人目に記載あった。
念のため、もう一回観てみたら、チョイ役であった。
mh

mhの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ダシールハメット夫婦の奥さんのほうの体験談がもとになった話。
ハメットは登場するし、かつての親友がレジスタンスになってナチと戦っている。そしてその活動を手助けをするという設定だけでも十分面白い。
のだが、演出が変なのか、演技が下手なのか、シナリオがまずいのか、ぜんぜん、感情移入できなかった。
人物がなにを考えているのかわからない場面が多かった。
んだけど、監督は巨匠だし主人公は名女優だし、みなさんの感想でも好評だし、アカデミー賞をはじめ数々の賞を獲っている映画なのだしで、間違っているのは完全にこっちだ。
個性的な主人公や、女性同士の固い友情や、スリリングなスパイ活動など、面白い要素がいっぱいあったんだけどね。
レジスタンス活動も、ゲシュタポのやってることもなにがなんやらぜんぜんわからなかった。
ほんとなんだったんだろ、体調が悪かったのかな?
楽しめなくてもったいないことした。

追記。
英語版Wikipediaによれば、そもそも原作の信憑性が薄いとのこと。
いくつかの論争のタネとなり、また、モデルとされる人物は実在するけど、ダシールハメット夫人とは無関係のかたとのこと。
だったら、スパイ活動っぽいけどリアリティのない行動にも納得できるのだが、真相やいかに。
「フラッシュバック手法」のストーリーテリングにハズレ無しと思ってるんですが、こちらもなかなかの傑作。ジュリアとリリアン・ヘルマンの子供時代、現代(第二次世界大戦下)の反戦運動家のジュリアを命懸けで協力しようとするリリアン、スリリングな展開に少しも目が離せない。と同時に話が交差して情感溢れる映画だった。
列車での一連のシーンはずっと緊張感があった。
それ以外はちょっと眠くなりそうな所が多かったかな…
ヴァネッサ・レッドグレーヴの演技をもっと見たかったな。

2021-412
tsubame

tsubameの感想・評価

3.9
アメリカの作家リリアン・ヘルマンの自伝を原作とした、劇作家リリアンと反ナチス運動家ジュリアの友情を描いた作品。

序盤は幼少期の2人の出会いを描いている。
大富豪のご令嬢だったジュリアが幼いながらに社会の違和感を感じている。その頃からかリリアンは、社会を変えていきたいという強い野望を持った女性像であるジュリアに憧れを抱いているのがわかる。

後半は、反ナチス運動家であるジュリアの政治運動にリリアンが協力する場面が描かれる。
運動資金をドイツに運ぶ道中のシーン。人物を極端にアップで映したり、リリアンの前に急に協力者が現れたり、、、。
味方が誰か分からないいつバレてもおかしくないスリリングさと、当時社会の重苦しい空気感が重なってなんともいえず嫌な緊張感がある。

現代に生きてるから分かる当時の違和感を終始うまく描かれているが、その中で2人の友情の繊細な輝きはほんとに素晴らしかった。

デビュー作であるとはいってもメリル・ストリープ、贅沢な使い方されています、、、
女流作家と反ナチ活動家の友情物語。
前半は書けない作家の生活が描かれていて、正直退屈でもある。
けれど後半のドイツへ資金を送り届ける件から急に面白くなる。

特に2人の再会シーン。
ナチスの監視の中、やっと再会した幼馴染の2人。
ここのバネッサレッドグレーブの演技がすごい。
本当は号泣して抱き合いたいところを、抑えて抑えて演技している。
僕の全ての映画のオールタイム演技賞!
Maoryu002

Maoryu002の感想・評価

4.1
1934年、作家リリアン・ヘルマン(ジェーン・フォンダ)はダシール・ハメット(ジェイソン・ロバーズ)の勧めでパリへと渡り、ウィーンの暴動で負傷した親友ジュリア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を訪ねるが、翌日にはジュリアは姿を消してしまう。1937年、リリアンはジュリアのために資金輸送の仕事を引き受けるが、再会を喜ぶ2人には時間が残されていなかった。

作家リリアン・ヘルマンの自伝を、「真昼の決闘」「地上より永遠に」のフレッド・ジンネマン監督が映像化した作品。
とにかく重く悲しいのだが、サスペンスチックな部分もあり、2時間は長く感じない。

ナチスドイツによる恐怖の時代ではなく、その支配が始まった頃の微妙な閉塞感や心地悪さが非常に良く伝わってくる。
まだベルリンでユダヤ人が普通に生活できるのだが、常にどこかで誰かが監視している感覚に襲われるのだ。

さらに、ジュリアの親族の無関心や友人たちの堕落ぶりなど、あらゆるエピソードが時代がおかしな方向に動き出していることを暗示しているように感じた。

本人も筋金入りの活動家だったヴァネッサ・レッドグレイヴの名演技が光る。この映画では女性というより、人間の怒りと誇りの象徴のような存在を演じていたように見える。

それに、「大統領の陰謀」などで大好きなジェイソン・ロバーズの温かい演技も味わい深い。
同じく「大統領の陰謀」に出ていたハル・ホルブルックも仕事仲間の役で良かったし、最近「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」で悪役だったランベール・ウィルソンが汽車の中の連絡役でちょっとだけ出ていたりする。

そして、何より映画デビューのメリル・ストリープの嫌な女!の演技が見られる。
ジェーン·フォンダとジェイソン·ロバーツの海辺のシーンが美しい。もう一度じっくり鑑賞したい。
友情と愛情って別個のものとして簡単には切り離せないんだけど、その情を注げる相手がいるのは素敵なことだ。

だから一層切なさも増す。

モスクワ着くまでの旅路の緊張感でこちらも一緒に憔悴しきってしまった。

これで今年は最後。
オープニングから名作の予感がした。
そしてその感覚がほぼ最後まで続いた。
ラストのところだけほんの若干緊張感が薄れた。けど全体の評価を下げるほどではなかった。
>|

あなたにおすすめの記事