ジュリアの作品情報・感想・評価・動画配信

「ジュリア」に投稿された感想・評価

オープニングから名作の予感がした。
そしてその感覚がほぼ最後まで続いた。
ラストのところだけほんの若干緊張感が薄れた。けど全体の評価を下げるほどではなかった。
yumiko3038

yumiko3038の感想・評価

3.5
リリアンは小さい頃から仲良しのジュリアンのことが大好きだというお話し。

リリアンは劇作家として成功する一方、ジュリアはオックスフォードで医療を学んでいた。だが、ジュリアはそんなことは投げ捨てて半ナチス運動に加わる。

列車の旅、良いなぁ。パリからベルリン、ワルシャワ。乗ってみたい。
keichan

keichanの感想・評価

-
3年位前に
列車の場面はこちらも凄く緊張したのを覚えている
また観たい
yasugarL

yasugarLの感想・評価

4.6
二人の女性

一人はのちに有名な劇作家となる

もう一人は医師を目指して渡欧するも、激動の時代にあって反ナチス運動のレジスタンスとなる

この物語は一人の女性の作家としての成長を描きながら、いつも彼女の先にいて引っ張ってくれたジュリアを描く。

ジンネマン監督の演出の下で、役者陣が皆素晴らしく、実に自然に見える。リリアン役のジェーンフォンダ、ジュリア役のヴァネッサレッドグレーヴ、ダシールハメット役のジェーソンロバーツ。

暖炉越しのジュリアを見て、「リリアンがこの時の彼女は本当に輝いていた」というが、本当に画として輝いている。

個人的に非常に思い入れの強い作品です。
若い時に彼女の要望で観に行きました。どこがいいのかさっぱり理解できず、感想聞かれて当たり障りのないことを呟きました。

今回見直してみて、ああそうか、いい映画だなと思いました。

アップの表情だけで全てを語るジェーンフォンダの演技、夜の停車場を出発する国際列車、海辺の家、暮れなずむ湖畔のボートから釣糸を垂れるシルエット等々、秀逸なシーンが瞼に残ります。

ストーリーも渋い。42年間の人生経験の後にやっと真髄が理解できた心に残る佳作です。
秋

秋の感想・評価

5.0

「ジュリア」は作家リリアン・ヘルマンの物語。
リリアン・ヘルマンは、大作家、
ダシール・ハメットの恋人であり、激情の作家。
有名な文章には、
「そこで、わたしが、貴方が亡くなったあと、
 貴方の伝記を書くことになる日のために、
 一部始終をちゃんと心得ておきたいと言うと、
 彼は僕の伝記を書くなんてやめた方がいい。
 どうせ、それはハメットという名の友人が
 時々出てくるだけのリリアン・ヘルマンの
 自伝になるだけのことだからと言うのだった」


「ジュリア」は、名監督、フレッド・ジンネマン
の手腕の冴える映画で、激しい個性を持つ
リリアン・ヘルマンを、“ ジュリア ”
という存在を軸に、リリアン・ヘルマンをも、
美しい友人に憧れる普通の女性と描いてある。


ジュリアは、リリアン・ヘルマンの幼馴染の
友人であり、社交界にも顔を出せる名家の令嬢。
料理のコースの合間に出されたシャーベットを
不思議がるリリアンに、
「肉と魚の口直しよ」と説明する。

社交界のパーティーから帰ってきたジュリアは、
リリアンの手をとり、「ここから離れたいの」
と言い、邸から草原へと駆けて行く。
「あの人、わたしにカイロは美しいと言ったの」
「飢えと病気の人たちを助けもしないで、
 わたしに言ったの、連中を見るな、
 連中の病気はわしの責任ではない」
「母の使用人たちは、地下室暮らしよ、
 3部屋に18人も窓はなし、お風呂もひとつ、
 間違ってるわ、なにかが間違っているわ」


やがて、ジュリアはオックスフォード大学の
医学部に進学し、リリアン
(ジェーン・フォンダ)はアメリカへ旅立つ。

「今度はいつ会える、ずっと先ね」
ジュリアはリリアンの手をとり平然と言う。
「先になるほど、話の種がふえるわ」
「手紙を」と言うリリアンに、
「勿論、書くわ」とジュリアは言った。
「いい仕事をね、人生は挑戦よ 」


リリアンは、出版社勤めを経験し、作家になり、
恋人の大作家、ダシール・ハメットと
海沿いの静かな家で暮らすようになる。

が、自分のスランプからの苦々しさを、
恋人のダシール・ハメットにやつあたりする。

ダシール・ハメットは、またキレはじめたかと、
やさしく慰めるる訳でもなく、かといって無視を
決め込む訳でもない大人の対応をします。
「パリに行ったらどうだ?、ジュリアに会える」


リリアンは、数年前、出版社勤めの頃にも
ジュリアに会っていた。
お芝居なんて忙しくて観にいけないと言い、
「でも、あなたの戯曲なら観にいくわ」
やがて反ナチスの政治運動に身を投じ、大人に
なってもリリアンの夢であり続けるジュリア。

ダシール・ハメットの勧めで、パリを訪れ、
ジュリアと再会したリリアン。
しかし、ジュリアは、暴動に巻き込まれ、
全身大けがの重体患者だった。
自分の力で顔の向きもかえれない
哀れな芋虫のようなジュリア。


アメリカに帰国したリリアンは、閃きがおこり、
戯曲を完成させ、成功を手にする。
世間の絶賛に対し、なんの不満もなく、
「いい毛皮を買いたい」と酔いしれるリリアン。

しかし、ふと醒めた時、
リリアンは、ジュリアのことを想う。


2年後、再び訪れたパリ。
リリアンは、ジュリアを捜す。
すると、リリアンの元にジュリアの
使いの男性が現れる
使いの男性は、ジュリアからの手紙を渡し、
ベルリンへの政治資金50,000ドルの輸送の
手伝いを依頼する。ジュリアからの伝言は、
「臆病を極度に嫌う性格から、
 ときに能力以上のことに挑む癖がある
 これは危険な仕事、無理に承諾しないように」


「ジュリア」は、前半のリリアンという
女性の物語から、政治資金の輸送という
後半部分からはサスペンス的な要素が含まれる、
まさに映画的なおもしろさが醸しだされる。
女性と女性の友情をハードボイルドで描く、
格好のいい物語。

映画の最後は、
自分の夢であり続けた友人との運命の再会。
「今、外にいる友人があなたを列車まで送るわ、 
 ワルシャワまでは別の人が」
「このままは嫌よ、もう少し一緒に」
「まだ油断できないのよ、
 誰の目が光っているか、立って帽子を早く、
 立ったらわたしにさよならを言って」
saitosan

saitosanの感想・評価

4.4
たとえどんなことがあろうとどんなことを頼まれても信用しきれる信頼関係というか無条件にその頼みを聞いてあげたいって思う関係って存在すると思う。すごくいい映画。

社会的な背景とからめててそれも深みがでてた。

メリルストリープはどんな端役でも目立つ。笑
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.7
あぁ、これ原作者の自伝短編を映画化なんですね。「アニーホール」が作品賞取った1977年かぁ。ってことは「スターウォーズ」誕生年!
前年「ロッキー」で翌年「ディアハンター」その翌年には「クレイマークレイマー」なんかありつつ、いわゆるニューシネマの時期で映画がパワフルだった頃。

主人公でもあるリリアン・ヘルマンさんは1905年生まれ。終戦時40歳。

自身政治的活動を活発に行っていてハリウッドのブラックリストにも名前があった方のようですね。

ジュリア役で助演女優賞を取ったヴァネッサ・レッドグレイヴさんがまた反体制活動をする女優さん。
授賞式ではね、当時彼女がパレスチナ人とPLOのドキュメンタリーを企画しナレーションまでしたとユダヤ人運動グループがかなり過激に反対運動したようです。で、授賞スピーチでそれに触れてユダヤ人を非難したと。

あのね、これ日本にも言えると思うんですが、役者って演技で評価されるべきで、私生活を持ち込まれて上映するしないとか再放送なしとか表彰しないとか小さいことは言わないで欲しい。
自主的な降板は仕方ないけど、観たくないなら観客は行かなきゃいいんだし。

もうひとつここで指摘したいのは・・
散々映画作られているから、如何にユダヤ人が差別を受けてきたかを知らない人っていないんじゃないかぐらいですが、イスラエルの成り立ちはそこまで知られていない。
ざっくり言うと 、 戦後「我々も国を持とう」ってね、で「やっぱりエルサレムなんじゃないか」って住んでいる人たちをどかして建国しちゃいました。
そしてパレスチナの人々を壁で囲い流通を遮断して攻撃しています。それをテレビで伝えたら反対運動ってなんか矛盾しまくっていませんか??

ヴァネッサさん間違ってない。
でもユダヤ人を助ける闘士の役で受賞おめでとうでした!

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アカデミー受賞作品を観よう126(1977年第50回脚色賞/助演男優賞ジェイスン・ロバーズ/助演女優賞ヴァネッサ・レッドグレイヴ)
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ちなみにこの作品、メリル・ストリープの映画デビュー作です。すっごい緊張してて青くって笑えます!!彼女にもこんな時代がありました!当然ですけど。笑
メリルどこに出てるの?
その当時のヴァネッサレッドグレーブのまなざしの強さに圧倒されたのをおぼえている。
アカデミー賞でのスピーチの迫力と共に。
紅孔雀

紅孔雀の感想・評価

3.9
昔々劇場で観た時は、(反ナチ活動といったシーンはあるものの)さほど劇的な話でもなく、原作者リリアン・ヘルマンの、幼馴染みジュリアへの友情(憧れ?)を描いた回想録といった印象でした。ところが、本作を観た女性方は結構思い入れが強く、“女性特有の同性への微妙な気持ちを描いてくれた”と高評価なんですね(ここらの事情は、みおこしさんの見事なレビューをご参照下さい)。
私的にはリリアンの旦那さんことダシール・ハメットに関心があり、赤狩りにあった夫婦の裏話の方が面白かった覚えがあります。
いずれにせよ、名匠フレッド・ジンネマンの演出も手堅く、珍しい女性同士の友情を描いた作品として記憶に残る文芸作品でした。
PS: ところがリリアンには虚言癖があり、ジュリアなんて実際は存在しなかった、という説もあるとか。ただ原題「ペンティメント」は、絵画で重ね塗りされて見えなくなった元の画像が透けて見えるようになることを意味し、いかにも記憶の底からジュリアの肖像が浮かび上がる感じです。こんな意味深な題名を持った作品が、まるで虚構とも思えません。些かでも真実が含まれていたと思いたいところです。
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