イタリアのアカデミー賞に当たる第70回ダヴィッド・デイ・ドナテッロ賞で作品賞など計7部門を受賞。第81回ヴェネチア国際映画祭でも審査員大賞に輝き世界中の映画通を唸らせたという作品。
戦地から遠く離…
撮影(久々に名前を見かけたミハイル・クリチマン)も悪くないけど、それ以上に音が良いなと思ったな。それは子供視点になった際の大人たちが出す些細な室内の生活音から、屋外の遠くで鳴るカウベル?の音や水の流…
>>続きを読むヨーロッパ全土を巻き込んだ大戦ですら遠い世界の物語といわんばかりの田舎あるあるな純朴さに、それでも影以上のものを落としていく戦争の理不尽。
現実を直視してるようで実は一番非現実の理想主義だったお父さ…
ヴェルミリオ村に住む大家族。
愛、信仰、知識
子供たちはそれぞれ自分の道を見つけていく。
時代が違えば、または違う家に生まれれば、もっと選択肢があったんだろうな。
進学させられるのは一人だけ。
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光の質感で圧倒できる新作が見られることに、ただそれだけで感動する。
妊娠するシステムに則る女性の寝そべる姿勢を窓の光や蝋燭の火とともに重ねていく倦怠的な時間感覚。学ぶ(並ぶ)、寝そべるありのままの子…
ヴェルミリオという田舎の村で、勉強を教えている男性と、その妻、子供たちの暮らし。戦争と、脱走兵の男がもたらした家族への影響。
放送国を見た時点で「分かりやすい結論はない系だな」と覚悟はしていたが、…
第二次世界大戦末期の北東イタリアの山村に住んでいた、ある一家のこの話しは、まるでドキュメンタリー映画ように、イタリア・アルプスの美しい風景と静謐なピアノ音楽を背景にして淡々と描かれる。このドキュメ…
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