老いと向き合うための『処方箋』
筒井康隆の同名小説『敵』を、吉田大八監督が長塚京三主演で映画化。
『残像に口紅を』、『家族八景』、また、映画ファンにとっては『時をかける少女』、『パプリカ』など多…
"敵について"
原作・筒井康隆、監督・吉田大八に加え、名優揃いの実力派キャストによって築かれた比類なき座組に確固たる安心感が宿った作品であり、妻に先立たれた77歳の元大学教授・渡辺儀助の穏やかな日…
筒井康隆原作の作品。
長塚京三主演。
妻に先立たれ、自分の人生を計算し、慎ましく生活している主人公。とても丁寧な暮らしをしている。
しかしある日から見えない敵に追われ、現実と空想が入り混じり、生活…
比較的、恵まれた環境でも老いて行くとは、こんな感じなんだなぁと歳を重ねて行く事の気持ちに迫った良作。長塚京三さんが主演なので、その辺の77歳とは全然違うのだけど、心の機微は、基本同じだと思う。途中か…
>>続きを読む今ですら律することのできない日々を生きてる私は死を前に深層にあるどんな悪敵を見せられるのだろうか?
そんなもの見せられてもたまったもんじゃないからさっさと死んだほうが幾分かましなんじゃないかと思った…
31年間生きてきた中でいっっちばんリアルな「夢」の具現化を見てしまった
インフルのときにみる夢…と称されるような派手でカオティックな悪夢じゃなくて、毎日何気なくみるような夢
例えばもう顔も思い出せな…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA