【決着は夢の中で】
第37回東京国際映画祭が開幕した。初日はコンペティション部門に選出された『アディオス・アミーゴ』を観た。監督のことは全く知らず、内容もマカロニ・ウエスタンと聞いてあまり期待してい…
【第37回東京国際映画祭 コンペティション部門出品】
良くも悪くも商業エンタメ西武劇という感じでした。大仰な音楽に説明セリフ、コミカルな演技など全てが少しお金をかけたテレビ映画並。
展開もこれまで…
舞台設定としては、あまり映画やドラマでは描かれることのない、コロンビアの内戦「千日戦争」末期を描いており、デリケートな時期であることは伝わってくるし、一部スピリチュアルなものを感じさせるシーンはある…
>>続きを読む東京国際映画祭で鑑賞
不思議なテンポと雰囲気で進む荒野の七人かと思いきや、様々な立場の人々が許し合い繋がっていく会話劇がメインの寓話的な話で驚いた
不思議系ウエスタンとも言えるし、今の時代や社会にも…
文化的なシンパシーはないものの、一つ一つの演出、描写のファニーさはあり、見れはするんだけども、それぞれがぶつ切りで強度が足りない。
脚本の力が弱いのかな。
その中途半端さを纏めずに終わってしまった気…
内線や差別やイデオロギー対立と、現代も変わらないテーマを十分に問いつつ、ウエスタンがベースだからかカラッとした仕上がりで楽しめた。
銃を持つもの/カメラを持つもの/権威を持つもの…の間でお金だけが巡…
たまに笑えるシーンがあるものの、どれも中途半端な印象。
写真家の父親を殺した大佐の写真を見るシーン、展開的に誰かはわかるのだが、顔だけ見せられても…という感じだった。
全体的にそこまで盛り上がる…
映画『アディオス・アミーゴ』
@東京国際映画祭
コロンビア
舞台はコロンビアの内戦「千日戦争」末期の1902年。
主人公は、革命軍兵士のアルフレッド。消息不明の兄に子どもができたことを伝えるため…
東京国際映画祭2024、コンペティション部門にて。
マカロニ・ウエスタンへのリスペクトを存分に感じられる作品でした。
かなりテンポがよく、登場人物も次々登場するため、かなりエンタメ寄りの作風だった…