石炭の値打ち 第二部:現実との直面の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『石炭の値打ち 第二部:現実との直面』に投稿された感想・評価

1977年にBBCドラマ枠用に制作されたケン・ ローチ監督の二部作テレビ映画。脚本は『ケス』のバリー・ハインズ。

■第二部:現実との直面
皇太子視察から1ヵ月後、炭鉱で爆発事故が発生。坑内に取り残…

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ケン・ローチの初期作品が公開されるということで、こちらも滑り込みで鑑賞。
炭鉱の町を舞台に、チャールズ皇太子の訪問にそわそわする喜劇的な前半、厳しい現実に直面する悲劇的な後半の二部で構成された作品。…

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4.2

コメディ色が強かった第一部と変わり、こちらは舞台となる炭鉱で爆発崩落事故が発生するシリアスドラマ。

監督が初期から一貫して持ち続けている思想が訴えかける第二部だった。


主人公が事故に巻き込まれ…

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Juzo
4.6

第二部は、第一部で提示された顔を、冷酷な数字と制度の言語で切り裂いていく。賃金、コスト、補助金、そして国家の論理。炭鉱労働者の生活が、いかに経済合理性の名のもとで切り捨てられていくかが淡々と示される…

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T
3.8
ケン・ローチはいつも社会の理不尽さと残酷さを淡々と突き付けてくる

精神修行に近いね、これ

第1部
炭鉱会社の経営層、炭鉱夫とその家族の日常が
力みなく描かれる。

第2部
炭鉱で人災が起きる。1部を観たからこそ
結構心配になり、行く末を祈りながら観た。

責任を取る気でいる真っ当な経営者…

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管理職も一には労働者たちや家族のことを考えてくれていることが分かって安心すると共に、やはり他所者には分からないコミュニティのあり方があるのだとわかる。シンプルな人間ドラマだ
3.8
一部とはうって変わって、炭鉱の現実さが表れてた。
終わり方も独特で、個人的には好きやったな。
大袈裟な表現とかもなく過剰な演出もなく・・・

がよりリアルやった。
CCC
4.2

前後半、どちらも大騒ぎなんだけど、その対比が実に面白い。前半(第一部)は喜劇ときての大騒ぎ。権力に尻尾を振って馬鹿馬鹿しいことをしてしまう滑稽な管理者たちと、それに付き合わされる労働者たちの、残酷な…

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U子
3.7
第一部とは打って変わって、
炭鉱の厳しい現実。
死と隣り合わせ。
ドキュメンタリーをみているかのような
緊迫感。
でもケン・ローチの映画だとわかる。
マスゴミのゲスさ描くのうまい。

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