茹だるような暑さ。光と影。出会いと別れ。
ひと夏の11歳の少女の「うた」。
「メロディ」が見事に着地する前に「転調」を繰り返す足早なモンタージュ。
ローキーな照明を多用したリッチな「陰」が、少女…
終わったあとわからないところがある映画はとても良くて、この映画はまさにそれだった。
純粋無垢のように描かれる少女は、大人でさえ溺れたり、打算的になったり、諦めたりするこの世界に巻き込まれる中で、ど…
危うくて美しい
現実はあまりにも残酷だなと感じる映画だった
フキちゃんは自分を見てくれる、自分と分かり合えるというか通じ合いたかったから、最後の催眠術でお母さんの考えたものを言い当てて、通じ合えたの…
大人だからこそ分かるたくさんの嫌になる描写と、その嫌になる世界の中で奔放に、でもしっかりと大人を観察しながら生きているフキ。その感性は、もう思い出せないほどに忘れてしまったし、取り戻したくても二度と…
>>続きを読む今作はいくらでも観るチャンスあったのに、
見逃しかけてた自分の嗅覚が残念。
て思うくらい間に合ってよかったし、素晴らしかった。
とにかくフキだけじゃなく、
みんながみんな危なっかしいというか、
実…
子供の頃の大人の見え方はどんなだっただろう。突拍子もない行動をするところ、大人の観察の仕方、所々に大人を分かり始めた、分かった気になった11歳の子供を上手く描いてるなと思った。
劇中説明がある訳で…
今年1番の日本映画に出会った。
ずっと近くにいた友達、ずっと遠くにいる知らない誰か、近くにいたけど知らない人、遠くにいても近くに感じる人、いろんな人が交じりあっては離れていく。
その寂しさもまた…
全てを語らずとも、選び抜かれた何気ない一つの仕草とそれを切り取るカットで全てを伝えてしまえることがなかなか出来ないことだし、そのセンスはきっと才能なんだろうと感じた。
見続けるほどに感じる映画らしさ…
フキのことが好きになる映画
自分の子だったら危なっかしくて仕方ないけど、彼女の持つ唯一無二な世界観や感性に、いつの間にか心を奪われてしまう
80年代のマッチングシステム的なものであった伝言ダイヤ…
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