80年代感と撮影場所としての故郷(岐阜、笠松競馬場)がまずは心にむず痒さを生じさせてくれる。
しかも、ディテールから伝わってくる風景や映像の空気によって、懐かしさ、自身の子ども時代の現実と空想の狭間…
浸れる映画でした。
特に私の中で印象に残っているシーンが、フキが母の漕ぐ自転車の後ろでヒラヒラと風になびく母の服を右手でそっと触れる場面で、本当に些細なことなんだけど私も小さい頃その感触が好きで触…
個人的には面白さを見出せなかった。だがしかし...
小学5年生の主人公と、当時の自分を重ねて共感したり、現20歳の目線から俯瞰して考えられる部分がたくさんあり、脚本や演出が優れているのを感じた。赤い…
あの頃の判別のなかった純粋さが故の悪意のない悪意をフキは纏ってた。
善悪のない好奇心と、それを形にする賢さと。
そこに背伸びしてるような醜さがなかったからか、速度を帯びて飛んでいくような様が美しかっ…
セリフの少ない映画だが、それでいて主人公の感情を仰々しく描くわけでもなく、視聴者に理解させるよう導くでもなく、ただただフキのありのままの一夏だった。
光と影を使った映像がとてと綺麗で好みだった。冒…
一見、爽やかなキービジュアルとは裏腹に、しっかりドスの効いた内容と音。
子どもの頃のように感情をむき出しにして、ワンワン泣いたり笑ったり、そんなあの頃を羨ましく思えるような導入から夏の終わりへと向…
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