魂の救済の物語。
映画(≒虚構)と現実の合間を上手いこと行ったり来たりしている印象。
と思ったら元が戯曲だそうで。
舞台の虚構と現実が入り交じってる感覚が上手く表れていたのでは。
夏、帽子、雨、…
終始寂しい。
その中に人間のつながりの温かさがあったり、一方でどうにもらならい残酷さがあったり。
それでも生きていく中で、思いがけない2人の出会いでふっと笑う希望があったり。
人間は本来寂しいものな…
人生に深い陰を落とした一因でもある雨を、姪とガブ飲みし頭から被って部屋にぶちまけることで浄化していくような演出とても好き
シャンクスとルフィばりの麦わら帽子の受け渡しで2人の繋がりが続いていくラス…
原作は松田正隆による戯曲で、「読売文学賞 戯曲・シナリオ賞」を受賞している傑作と名高い作品を映画化。
キャッチフレーズは「夏の砂のように乾ききった心に沁み込む一筋の希望を描く、切なくて温かい珠玉の物…
進む者と留まる者。
【感想】
《ストーリーについて》
作中で事件や大きな出来事が起こる事は無く、夏の短い期間を淡々と描く作品。
いきなり、最後の話になるのだが作中これといった見所も盛り上がりも無…
なんというか狭いコミュニティのなかの気持ち悪い関係性に覚えがある。
演者のビジュアルが良すぎて良かったものの全体的には、めんどくさいメンヘラたちの物語という感じ。
オダギリジョーと高石あかり演じる伯…
なんかしみじみするし、悲しいもの背負った不器用な男の人が、なんかのタイミングで心を開ける相手ができて展開ていいのよね。そんな姪っ子もキラキラしてて、すっげー良いんだけど、ちょっとオダギリジョーがオシ…
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