「スリという許されざる冒険に駆られてしまった若者の悪夢を映像と音で描こうとする試みである」
冒頭、こんな字幕が流れる。冒険という過ちによって真実の愛にたどり着く物語
で、カメラはスリという行為にの…
おひさブレさん。
『白夜』と比べるとテンポが良く、ショットや物語が非常に簡潔。それが観ていて心地良い。
主人公はそんな映画の世界に頑張ってついていくため、高潔ぶって犯罪を犯しているように観える。更に…
「有能な者には特権があります 聡明で才能豊かで天才的な人物は 社会に必要です 不遇の場合は 時には法を犯す自由もある 社会の利益になる」「誰が特権者の判別を?」「本人です」「特権意識のない者の…
>>続きを読む後期の作品しか見たことがなかったので劇伴が時折挟まれているのが印象的。
これも後期との比較だけれど、白夜ややさしい女では主人公の都合とは別の方向に動いていってしまうヒロインに翻弄される、という構図だ…