再見。「似ている」ことの連鎖の中で、世界が横滑りしていく。ただ痛みだけが・・・。「アナタノ 痛ミヲ 分カチ合ウコトガ 出来タラ イイノニ」。痩せた身体をハーフコートに包み、ティナをたずねてフォンタイ…
>>続きを読む街を行き交う人々に物乞いをする夫。スラム街で暮らす人々の厳しい生活、圧倒的なリアリズムを突き付けられた。
夫が赤ん坊を抱いて速足で家を出る長回しと「あなたの痛みを分かち合うことが出来ればいいのに。…
最初観たときは映像の美的な構築力に圧倒されたが、今回2回目を映画館で観てようやく話を追えるぐらいにはなってきた。
街を歩く父親を映した長回しのトラベリングでは、赤ん坊を黒いゴミ袋に入れるが、殺すこと…
スラム街のオリヴェイラとブレッソンみたいな感じを受けた。
スラム街の前で人が往来するショットだけで歴史の重圧を感じさせる。
「血」とはスタイルが違っていて後の「ヴァンダの部屋」に繋がるものがある。
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リスボン郊外ののスラム街
ティナは赤ん坊を産み、夫らしき若い男と帰るが
彼女は赤ん坊なんて興味が無いかのよう。
ガスボンベを空けて自殺をしようとする?
夫らしき男名前なんだっけ は、赤ん坊を連れ…
カメラが長回しされること自体の魅力に頼らず、大胆な演出が長回しに意味を与えている。『溶岩の家』での似たシチュエーションでの長回しは、主人公が異国の地を闊歩する躍動感を強調するに留まっていたように思う…
>>続きを読む前観た時よりちょい苦手だった。というかこんなに異質な映画だったっけと思った。確かに『溶岩の家』と『ヴァンダの部屋』との間という感じはする。(『溶岩の家』と同じサイズの顔のアップ)
スラムの女性たちの…
固定された目線は、偶然入ってくる人のみを映し出す。大きく歪んでうねる街は、巨大な生物のようで、巨大すぎるがゆえにその爪の先しか見られない。それに寄生するかのように人は生きるんだ。そんでその寄生生物を…
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