ちょっと入りきれず、、
ストーリーや関係性を変に勘違いしてたのと、『ヴァンダの部屋』と『溶岩の家』の尖り方が好きだったので間に位置するこの作品に若干物足りなさを感じてしまった。
画の強さもその二作品…
前観た時よりちょい苦手だった。というかこんなに異質な映画だったっけと思った。確かに『溶岩の家』と『ヴァンダの部屋』との間という感じはする。(『溶岩の家』と同じサイズの顔のアップ)
スラムの女性たちの…
男は赤ん坊
ティナの夫が疲れて動けなくなり、彼女に床を引きずられる時、最後は赤ん坊とシンメトリーになって横たわる。このショットをみて、男は赤ん坊と変わらないし、だから彼は欲求に従って場当たり的…
固定された目線は、偶然入ってくる人のみを映し出す。大きく歪んでうねる街は、巨大な生物のようで、巨大すぎるがゆえにその爪の先しか見られない。それに寄生するかのように人は生きるんだ。そんでその寄生生物を…
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路地裏の線や道端のゴミも写実を越えて、ニヒルな模様のように見えてくる構図の美しさ。
・台詞の少なさ
・掃除機、手前に植物
・病院での乱闘
・生に対する絶望と、バス車内の俯き顔…
"あなたの痛みを分かち合うことができればいいのに"。画面の中に唐突に現れたこの言葉が、頭の中を駆け回っている。この映画を一言で言うならばこの言葉だと思う。冷たい生活、凍りついたような人々の表情や仕草…
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