今までフィクションの中にもリアリティを求めていたけど、リアルというものはこんなにもしんどいものなんだと、自分の安直さを思い知らされた。
ヴァンダの咳に、耳を塞ぎたくなってしまった。
嫌悪感を持った自…
心配よりも不快がこみ上がるヴァンダの咳。
彼女の咳は劇映画の登場人物のように体調が悪いふりをして、私たちの心配を喚起するのではない。本当に体調が悪いのだ。そのフィクションではない咳を、映画で目撃す…
『コロッサル・ユース』を見た後に『ヴァンダの部屋』の続編(スピンオフ?)であることを知り、見たけどこの映画もまた『骨』の続編のようなものであるらしい。
取り壊しの進むリスボン近郊のスラム街、フォン…
《ペドロ・コスタ
はじまりの刻(とき)1989-1997》④
壊されるスラム街...
そこに住む"ヴァンダの部屋"は
世捨て人の"ヘロイン中毒の部屋"だった...🙄笑
今までいろんな映画観てきたけど初めての映画体験だった
映画を観たというよりは体験した感じ
撮る側の意図が全く見えてこない
ストーリーや展開が全く無いどころか、モンタージュもクソもなく、ただただ関連…
かなり断片的で、暗い画面が続く。すぐ眠くなって序盤で寝てしまった。個人的にはかなりの鬱映画って感じたのだが、ヴァンダの妹が日食を見ているシーンは好きだった。リスボンのスラムが映し出される気味の悪い3…
>>続きを読む色味といい暗闇の使い方といい、牯嶺街少年殺人事件が湿潤地帯じゃなくて岩場の国で撮られたらこんな感じになるのかもしれない…と思いながらぼんやり見ていた
頭くらいの高さにある窓からヒョイッと出ていくシー…
コロッサルユースでも感じたことだが、ペドロ・コスタの画面はボックスタイプ劇場の舞台に近い構成をしている。固定ショットのロングの画面に、雑多なオフが入り混じる。ただ、単なる劇場の模倣をしているだけでは…
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