黒澤映画をカラーで見るの始めてだけど、色彩がこれまで見てきた日本映画と違いすぎてビビった。
初めからあまりにも緑い草原の中に陣取るカラフルな衣装の登場人物たちという絵面が、普通ならキツそうなのに絵画…
このレビューはネタバレを含みます
これが黒澤作品か。すごい迫力。おどろおどろしい造形。
最後まで集中して見られた。
長男と三男が自分より先に死んでいくが自分だけ生きながらえてしまうという辛さ。仲代達矢がよく表現していて見事だった。…
合戦のシーンが圧巻。撮影で実際に人が死んでるとしか思えない。演技も殺気が出ている。
「どですかでん」でも感じたが、黒澤監督のカラー作品は、色彩感覚が不思議だ。赤、青、黄の三原色が分かりやすく多用さ…
お見事な映画。
シェイクスピアの戯曲リア王を戦国時代に落とし込んだ本作。素晴らしい。
一つ一つの演技はもちろんのこと。背景やセットを眺めるだけで惚れ惚れする。
そして、何よりも回想の映…
黒澤明監督の、日仏合作26億円の巨費を投じた戦国時代劇映画の大作だけに、前・後半二度の合戦シーンの迫力は流石だが、傑作「蜘蛛巣城」同様に、「リア王」のシェイクスピア悲劇の映画化とは言え、ロングショッ…
>>続きを読む【仲代達矢氏追悼】
仲代達矢氏が亡くなられました。
氏の映画はそれなりに見ていたのですが、『乱』は未見だったので、BS録画しておいたこの作品を初めて鑑賞してみました。
シェイクスピアの『リア王』…
仲代達矢はこの作品で、”長い俳優人生の中で最高額のギャラをいただいた”と話す一方、焼け崩れ落ちる直前の城からギリギリで脱出するなど、まさに”命がけの撮影だった”とも語っている。
また、高倉健にも本…