一代限りの栄華。
戦国武将の一文字秀虎は、そろそろ引退し長男に家督を譲ることにしたが、三男が反対。キレた秀虎は三男を追放する。やがて後を継いだ長男が秀虎を追い出すと、次男がこれに乗じて反旗を翻し、…
黒澤明晩年の代表作でありそのキャリアの集大成的な作品。
3人の息子に城と地位を分け与え退いた武将の悲劇と、骨肉の争いを繰り広げる息子たちの物語です。
前作「影武者」を踏み台にするようなスケール感には…
この「終」を見るために観てるみたいなところある。
怒涛の勢いで話が畳まれていったの嬉しかった。
三兄弟のメンカラが決まってるので陣営がわかりやすい親切設計。
血の赤がペンキすぎ❤️城の燃えっぷりとい…
凄いスケール。
画面に映る馬と足軽の数が尋常じゃない。合戦のシーンでガチで全力疾走する騎兵はあまり見られないのではないか。何人か落馬して転げ落ちてもお構いなしだった。
大殿の狂気に取り憑かれた演…
太郎次郎三郎が黃赤青の衣装で、シブがき隊かな?って思った。世界で勝負するにはこれくらい分かり易くないとなのかな。黒澤作品、そんなに得意じゃないんだよな。根津甚八好きだから、こういう、女に翻弄される…
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鮮やかな色調で描かれる戦国の世があまり時代劇とかでは見ない表現で新鮮でしたね。
大国の領主が好き勝手動いたらまぁ収拾がつかなくなるのも納得ですね。現代でもワンマン社長の企業とかでありそうな話だと思…
なんと言っても映像美がすごい映画。
もののけ姫のような色彩と風景を実写で撮影している。
「人は安定より不安を求める」というセリフと、仏教の入り混じった死生観が独特。
自然に対しての配色が浮いていた…
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