レオス・カラックス99年作。縁遠かったレオス・カラックスは2本目の鑑賞。
「ポンヌフの恋人」も充分ファンタジー要素はあったけど、ミステリアスな空気感と後半のロックオペラの雰囲気で、一気に退廃的な世界…
「理由」はなんであれ自己破壊がテーマなのはわかる
個人的になんとなく感じた「理由」はブルジョワ批判かな
ただ原作のタイトル通り、曖昧さが映画の前提になってる気がする
曖昧なのがダメなのではなく、曖昧…
【カラックスは下手な映像作家】
カラックスはあまり好きではないのだけれど、この作品も例外とはならなかった。
主人公たちが破滅に至るのは、背後に父や家の影があるからだろうが、そこがうまく描かれてい…
他の作品と比べて刺さらなかったしよく分からなかったけど、登場人物とか音楽の不思議な魅力でずっと見ちゃう。レオスカラックスらしい前衛的な音楽シーン、暗闇の中でどこの部位かもわからない肌が浮かんだり消え…
>>続きを読む夢の中に現れる黒髪の女性と出会い、昔別れた姉であると語る彼女に振り回されるボンボン新進気鋭作家の話。
〈メモ〉
・「この世の箍が外れた。何の悪意かそれを直す役目に生まれるとは」
・服脱いでる途中、…
メルヴィルの『ピエール』が原作という事もあり、それまでのカラックス作品とは異なる作風
序盤は綺麗な豪邸を舞台にクラシック音楽が流れ始めて驚いたが、破滅に向かうにつれてカラックスらしさが強くなり楽しむ…