メルヴィルの『ピエール』が原作という事もあり、それまでのカラックス作品とは異なる作風
序盤は綺麗な豪邸を舞台にクラシック音楽が流れ始めて驚いたが、破滅に向かうにつれてカラックスらしさが強くなり楽しむ…
公開当時、金沢で鑑賞したが、アレックス三部作の熱にうなされていた自分では前半部から疑問が多すぎて全く理解できず、困惑した記憶が残っております。本日再見に至りようやく一部を理解できたのでメモとして残し…
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婚約者との結婚を間近に控えた主人公・ピエールは若き覆面作家で、美しい母・マリーと二人で、元外交官の父が遺した城館に住み、裕福な生活を送っていた。しかし、突如彼の前に謎めいた女性イザベルが現れ、ピエー…
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やっと観れた!うれしい!
裕福な生まれでかわいらしい婚約者までいたピエールのなに不自由ない人生が、ある女性と出会ったことで一変する。
イザベルめっちゃ怖いよ……なんでそんな目の回り黒いんだよ……
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結局目の前で何が起こったかは分からんけど、3人死んで1人捕まった。
最も死に近い、もしくは死に値するピエールが生き残って、彼の側近が3人死んだ。
つまり誰かがこの世界で頂点に君臨するには他人の死がな…
作家色の強さが色濃いフランス映画界にあって、今もなおその濃密かつ冷徹な世界観を貫き、全世界にファンをもつ名匠、レオス・カラックス。
彼の作品群の中でも、余りに壮絶な物語の顛末に、公開当時は賛否両論…
レオス・カラックス監督がメルヴィルの狂気の書を映画化。人間が壊れていく姿を抉り出した愛の破滅ストーリー。
仮面小説家の主人公が夢の中で現れた姉と名乗る黒髪の女性を見つけてから破滅の階段を転がり始め…