単発の演出として冴えわたっている箇所は少なくない。特にあのラストシーンは好み。
ただ、登場人物の生き死にに触れる場面が少なくいため緊張感が持続せず、一本の映画としては退屈な仕上がりになっている。
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"鉄砲玉"がかっこ悪いだけではないし、"ヤクザ"がカッコいいわけでもなくて、ずっと出てくる人物が中途半端なのが面白いのかもしれない。
俺は単純だから、もっとカッコいい瞬間が欲しいなぁーって思っちゃ…
低予算ATG芸術ヤクザ映画。
日本版アメリカンニューシネマ?ヌーベルバーグ?って感じだけど、食べ物が汚いし食べ方が汚い。
クズ男のクズ人生なのだが美学は感じなかった。
頭脳警察の音楽に合わせて街中を…
「ワイは天佑会の小池清や」
組の幹部を画面に出さず、終始下っ端の清(渡瀬恒彦)にフォーカスしたミニマムな作りなのが良い。
かっこ良いところが一つもないまま犬死していくチンピラの哀愁を描こう…
1975年、『仁義なき戦い 総長の首』と一緒に観た記録がある。記憶もあるけれど中身は完全に消失。今回観直して5分くらいで嫌になった。若い頃は嫌になったらもう止まらないという感じで、頭の中で別の事を考…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます