パゾリーニは、「ソドムの市」の印象が強く、色眼鏡で見られがちであるが、ただの変態趣味とは全く違うことを、この作品を見て確信した。
画面には常に美と醜(グロ)が混在する。現実世界と同じように。それらは…
私がパゾリーニの作品と初めて出会ったのは17歳の時でしたが、その時に得た衝撃は私の中にあらゆる実情を受け入れる受容体を作り上げました。
映像を世界共通の新たな言語であると称し、我々を拘束する倫理を客…
ハスキー声で大口を開けて笑うアンナ・マニャーニの説得力が素晴らしい。狭い部屋で息子とダンスしたり(子供が母に顔をすりつける仕草も)、買ってあげたバイクに母子で2人乗りするシーンの愛らしさもある。
最…
全然面白くなかったけど無数の街灯をバックに闊歩しながら話者話者する場面はさすがに良かった。脇毛モサモサ系女子を見て、初期のYouTubeでネギをぶん回しながら大脇毛を見せびらかす、搾乳動画の先駆け系…
>>続きを読むパゾリーニの2作目。話自体は難しくなく、貧しい母親と息子の物語。アンナ・マニャーニは本人のイメージにぴったりの役どころだが、演技が前面に出ているためパゾリーニが指向する登場人物のリアリティには欠ける…
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