黒の試走車(テストカー)に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『黒の試走車(テストカー)』に投稿された感想・評価

chiyo
3.5

2023/8/15
黒シリーズの1作目。秘密裡にスポーツカーの製作を進めている、タイガー社とヤマト社。直前に観た増村保造監督「巨人と玩具」と同じく、時代は高度成長期で産業スパイを扱った本作も見応えが…

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高速テスト,落下爆破,タイガー試作車炎上記事,企画一課,パイオニアミケランジェロ設計図,クラブ,ハイボール,テストコース,賄賂,ヤマトデザイン課愚痴,ヤマト部品図面複写要求,下請け変え脅し,ヤマトデ…

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どこまでゲスになれるか。会社に魂を売り渡した産業スパイたちの仁義なき諜報戦。ライバル社を蹴落とすためなら恐喝・詐欺・暴行も厭わない。車を売るためなら何でもする、という空虚極まりない情熱。高度経済成長…

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このレビューはネタバレを含みます
キャスティングが絶妙。船越英二の存在が地味だなと思っていたらやっぱり…
3.8

 所得が倍増したら物価は何倍増?税額は?なんて考えるようならこの映画はお呼びでない。サラリー倍増しに高速度の欲望がメラメラするような輩が求められる。
 この高速度というやつは、かねてより馬で駆ける貴…

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俺が増村に熱狂していた時期はすでに遠くだが、それでも一時間半真剣に見てしまう。愛も憎しみも変わらぬテンションで、暑苦しい男も女も顔をギリギリまで近づけ、彼らの行動を記録するかのように不意にえらく離れ…

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すごく面白かった記憶がある。産業スパイものというのが新鮮だった。その後原作も読んだ。高松英郎は猛烈サラリーマンが実によく似合う。
W
4.0
今の日本の監督に見習って欲し

増村の絵力とユーモアとえぐさ
catman
4.0

1962年公開。競合する自動車メーカー2社が新型スポーツカーの開発を巡ってお互いの情報を盗み出そうとスパイ合戦を繰り広げるノワールテイストのハードボイルド。なんだけど、相手社員を平気で拉致監禁恐喝し…

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崖下で炎上する車をバックにタイトルドン!かっこいい。会社の為なら何でもする高松英郎。最近のニュースを見ているとこれが作り話に思えないところが一番ホラー。

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