フランス落語ことロメールの『喜劇と教訓劇』第2作目。本作の訓戒は『夢中にふけらない人があろうか、空想を抱かない人があろうか』。
主人公・サビーヌは美術史専攻の大学院生です。ハゲ親父と不倫関係に…
このレビューはネタバレを含みます
駆け引きが非常に苦手で恋だけではなく、仕事に関しても上手くいかず、性格がせっかちで不器用め。
本当は物作りを仕事したいのに営業して、オーナーとちょっとしたことで揉めて辞めてニートになる。
二…
坂道での切り返しや会話から別の会話へジャンプしたり、これやっていいんだって何度も思った。同情できない主人公、ただ彼女に振り回されることもなく、ただただ俯瞰で見てしまう出来事の数々が、印象的なカットと…
>>続きを読むある日突然思い付いた「美しき結婚」感を、表向きはやんわりと間接的ニーズ見せかけつつ、かなり一方的に相手に押し付けるている。しかも、他人も自分と同じ「美しき結婚」感を持っているという前提だから、結構見…
>>続きを読むただの小娘の恋愛。でもその枯れない女心がたくましい。てゆか1秒でも妥協することはなかったし、自分を曲げることもなかった。ある意味でいえばかっこいい人間ではあるけど、主人公目線ではなく冷笑するかのよう…
>>続きを読むエリックロメールマラソン#2
どんなにわがままで憎まれ口を叩く人でもどこか一つは可愛げを感じられて愛着持てるものだけどこれだけはイライラが増し続けてしまった。
ただそういう人に対する解像度の高さ…