このレビューはネタバレを含みます
【2006年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
『さらば愛しき大地』柳町光男監督作で、2000年に実際に起こった豊川市主婦殺人事件をベースにしている。柳町監督10年ぶり(ドラマ映画としては12…
これをサスペンスと呼んでいいのなら現時点邦画の中で一番好きかもしれないと思ったくらい。シャブロルの言葉を見てほんとそれだ!それ!となった。冒頭の長回しオープニング、これから自主映画を撮る大学生達が相…
>>続きを読む 高校生の殺人事件を映画にしようとする大学生たちの映画。
冒頭、長回しのオープニングから映画が始まるのだが、その中で映画の長回しについてのセリフが登場して流石に笑った。映画のワンカット長回しの中で…
好き。
冒頭からオーソン・ウェルズや相米、溝口の話をする学生達を長回しで撮るという粋な演出。ニコラス・レイ、ラングやヒッチコック、カラックス、ゴダール、ヴィスコンティ、フェリーニなどの名前が出てき…
繋がってほしいあるいは切れてほしい関係性への願いは成就せず、繋がってほしくない関係性こそ結びついていく。この「ままならない」感触がキモというか、観客に手綱を握らせるのではなく、映画そのものが主導権を…
>>続きを読む10分ぐらいの長回しで大学構内の状況をすくいとる印象的なオープニングから始まって、現実&虚構、時間&空間、男&女が交錯しながら、物語が展開する。
まさに、映画的な世界を構築した柳町監督に拍手を送りた…
試すことの好きな前田愛が監督に代わってようやく本篇が始まる。映画に馴染まず戸惑うばかりの玉山鉄二、35歳のスピリチュアル大学生田口トモロヲが普通にやっている不気味な感じも良い。落とせますか?落とせま…
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