このレビューはネタバレを含みます
理髪店で勤める男にドライクリーニング事業の儲け話が舞い込んでくる話。
コーエン兄弟の全編モノクロ映画。
場面転換はかなりあるものの、個人的には会話劇として楽しめた。
相変わらず台詞のセンスが良く…
コーエン兄弟の『バーバー』(The Man Who Wasn’t There)は、1949年のアメリカを舞台に、鬱屈した理髪師エド・クレインが偶然の犯罪をきっかけに不条理な運命へと巻き込まれていく物…
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最高に面白いコーエン兄弟の紡ぐ理髪師の悲喜劇。何の変哲もない日常を繰り返す理髪師は持ち掛けられた投資話に乗っかる。すると悲劇が…随所に差し込まれる主人公エドの独白、彼の本心を知った時結末の感じ方は1…
>>続きを読む無知、無能、無謀、ちょっとした欲深さや見通しの甘さ、そういった性質は悪気が無くても罪なのだということに気付かされる。自分を省みてぞっとする。
でも「まあしかたないよね」「そういうもんだよね」と淡々と…
モノクロ+ 40年代のアメリカが舞台と聞くとフィルムノワール的な作品を連想しがちだけど、本作は全然そんな感じじゃなく、人間の滑稽さをシニカルに描いたコメディ(ドラマ?)作品だった。できるだけ他人に関…
>>続きを読む静かだけど起伏に富んだ良い映画。
「髪型を変えるように少しだけ人生を変えたい」わかる。
突拍子もないことで運命がコロコロ変わっていき、それをなぜか淡々と受け入れる主人公が面白い。UFOはその「突拍子…