ジェームズ・ブラウンで踊り出しちゃう日本人に対する怒りと不安。暗くて寒々しい景色、金井勝は怖がっているのか。本作を踏まえると『GOOD-BYE』のラストで葛藤を乗り越えられたようなので本当に良かった…
>>続きを読む被爆者である日出国という戦後日本の象徴としての少年が、修道女(アメリカであり、戦後民主主義の象徴)の傀儡として育てられ、『GOOD-BYE』で舞台となる韓国の人間が戦時下の日本人差別を批判する語りが…
>>続きを読む監督自身の戦争体験や妄想と、日本の戦後史を編み上げた金井勝監督。
スイスのニヨン映画祭グランプリ受賞作。監督自身であり、日本国家の擬人化でもある足の不自由な醜い少年・日出国が、修道女た…
面白かった。主人公・日出国(ヒデクニ)=戦後日本であり、尼僧たち=米国であり、寓意に満ちた映画。尼僧たちは日出国を裁判にかけて折檻し、ハンク・ウィリアムスが流れれば尼僧は草原でマシンガンを撃ち鳩を食…
>>続きを読むH・K氏が、尼僧の喘ぎ折檻シーンあたりで慌てて映像を止め、何事もなかったかのように『トマトケチャップ皇帝』を流し出すという授業から2年。ようやくH・K氏からDVDを拝借することができた。いかにも60…
>>続きを読む白黒でこそ。冒頭の方、真っ黒背景の空間に浮かび上がるシスターたちの顔の力強さ。そして、その空間において顔だけを映像に重ねたりしながら議論をする迫力。シスターの顔で形作られる円形。シスターの顔が横並び…
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