無人列島の作品情報・感想・評価

無人列島1969年製作の映画)

上映日:1969年04月25日

製作国:

上映時間:48分

3.6

『無人列島』に投稿された感想・評価

60年代日本アングラ映画の傑作とされる”シュール・ドキュメンタリー”。前衛映画監督・金井勝(当時32歳)の第一作目。1970年ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞。

日出国(ひでくに)は…

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金井勝の第1作。畸型映画と称する本作は、共同脚本の山崎佑次の見たで、夢に基づく。「尼さんに虐められ、螺旋階段を昇らせられる」というもの。
美しい尼僧、奇形児の群れ、ラストの国会議事堂へのり込み。「ぐ…

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3.2

ジェームズ・ブラウンで踊り出しちゃう日本人に対する怒りと不安。暗くて寒々しい景色、金井勝は怖がっているのか。本作を踏まえると『GOOD-BYE』のラストで葛藤を乗り越えられたようなので本当に良かった…

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被爆者である日出国という戦後日本の象徴としての少年が、修道女(アメリカであり、戦後民主主義の象徴)の傀儡として育てられ、『GOOD-BYE』で舞台となる韓国の人間が戦時下の日本人差別を批判する語りが…

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畸形児もの。後天的なシャム双生児、という設定は本作が初では?


・出産場面が白眉、君が代
・佐藤重臣出演
・国会議事堂に殴り込みをかけるも、それは虚構であり、また見世物にされるのだ
しを
-
やっとみれた。。!ラストのダンスからのおかあさーーんヤバい、めちゃイケてた。こういう感じで君が代使われる映画っていまあるのかな
BON
3.8

監督自身の戦争体験や妄想と、日本の戦後史を編み上げた金井勝監督。

スイスのニヨン映画祭グランプリ受賞作。監督自身であり、日本国家の擬人化でもある足の不自由な醜い少年・日出国が、修道女た…

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おっさんの背中に出来た瘡から赤子が生えたり、犯された直後の女が5つ子を出産したりする。
一
-

面白かった。主人公・日出国(ヒデクニ)=戦後日本であり、尼僧たち=米国であり、寓意に満ちた映画。尼僧たちは日出国を裁判にかけて折檻し、ハンク・ウィリアムスが流れれば尼僧は草原でマシンガンを撃ち鳩を食…

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H・K氏が、尼僧の喘ぎ折檻シーンあたりで慌てて映像を止め、何事もなかったかのように『トマトケチャップ皇帝』を流し出すという授業から2年。ようやくH・K氏からDVDを拝借することができた。いかにも60…

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