オーストリアの作曲家・指揮者として活躍したグスタフ・マーラーの半生を、奇想天外な自由すぎる解釈で描くイマジネーション溢れる映像美が素晴らしいケン・ラッセル監督作。
少年期の回想や、妻とのすれ違いや…
1911年、ウィーンに向かう列車の中、妻のアルマとコンパートメントに座るマーラーの脳裏にさまざまな記憶が蘇っていく…。
1974年の作品でありながら、日本公開は1987年。
公開当時、流行しつつあ…
大昔に見たものの再見。
ケン・ラッセルイケイケ期というかイギリス映画黄金期だったような。
非常にケレン味が強く冒頭の蛹シーンから「ベニスに死す」オマージュやら悪の女王みたいなコジマワーグナーまでブチ…
「わかりやすい悪」のイメージを転用している。
マーラーとナチスは直接の関連はない。しかし、ナチ時代にはユダヤ人であるマーラーの音楽は上映禁止だった。ヒトラーが青年時代を送ったウィーンではマーラーの…