ジャズ
どう考えても日本映画の速度じゃない。本作はゴダール『勝手にしやがれ』と同い年だが、速度、暴力性、ショットの強度はゴダールを圧倒、凌駕している。間宮義雄のワークはもはや予測不可能どころか理解…
これどうやって撮ってんの!?車のボンネットからの撮影や川地民夫がスクリーンプロセスぬきで本当に町中を爆走するシーンなどとんでもない撮影の連続。とんでもないスピードで映像が駆け抜けていく。爆音のハード…
>>続きを読む真剣に人生を生きることが出来ず、ただただ刹那に生きる明。カフェで外国人客の財布を盗った罪で送られた少年鑑別所から出所すると、鑑別所で出会った仲間と犬のように吠えながらビーチに遊びに行き、そこで偶然自…
>>続きを読むまじ最高。真夏のギラついた太陽と空っぽすぎる川地民夫の顔。黒人ジャズに身を任せるだけ、あとはなんでもどうでもいいんだ。ブルジョアのむんと高飛車な空気に満ちた部屋で一人、生きた鶏をさばき鶏鍋にしてウイ…
>>続きを読む厭らしい青春映画。
主人公あきらは現実で出会いたくないキャラクターなのだが悪気なく楽しそうに周りを不幸にしているので爽やかな害悪さが最高だった。また60年代に製作されたとは思えないほど躍動感あるカ…
本場の黒人ジャズを聴いていないと苛立つ。息をするように窃盗と家宅侵入。上半身裸にサングラスで歩いて二言目には俺と寝ないか。砂浜を疾走して海で泳ぐ。さっき捕まえた鶏の羽根を毟り散らして丸焼き。堕胎しよ…
>>続きを読む映画全編を通して、ずっと奇声をあげている若者たち。ろくでもない。
配達された牛乳は盗むわ、電話をかっぱらって中の小銭を盗むわ、車を盗んで転売して金を稼ぐわ、本当にろくでもない。全く感情移入の出来ない…