めしに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『めし』に投稿された感想・評価

4.0

倦怠期を向かえた夫婦の心の機微をきれいに描いた映画。

ゆっくりとした、言葉は決して多くはないのに、短い台詞でストレートに響く役者が発する言葉。
本当に美しい日本語はこのようなものだと衝撃を受ける。…

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男は外で働いて、女は家で家事をする。その日々の繰り返しに夢も希望も持てずにいる三千代。そこに家出してきた姪がやってきて…。
70年以上も前の映画だから、今じゃあり得んだろという描写がたくさん出てきて…

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このレビューはネタバレを含みます

浮雲より個人的に見やすかった。
成瀬巳喜男監督は拗れた中年夫婦の関係を描くものが多い。
最後は結局旦那のよさに気づき一緒に大阪に戻って行くのだが、なぜ魅力に気づいたのか、謎だった。
3.5

面白かった。名作だと言われているが意を決して観たら、思いの外タッチが軽く、大阪の風景や人とのやり取りなど楽しく観れる。
原節子の見せる表情が良い。序盤は思いつめたような顔も多いけど、東京に行ってから…

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女の幸福とは、がテーマ。離れてみて分かることがある。戦後復興から間もない時代背景がそのまま。

成瀬巳喜男監督1本目
U-NEXT神すぎて一生観れるわぁ
原節子主演、林芙美子原作

めし。私は一生ご飯を作って洗濯して、そんな人生が続くのかしら
みちよは旦那にこき使われ浮気され、今後の人生を憂い…

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本日の巣ごもり鑑賞。

林芙美子(1951年6月逝去)の未完の絶筆『めし』を、逝去の5ヶ月後に映画公開。

原作者・林芙美子が突然に亡くなり、小説(『めし』)の結末がどうなるかが誰にもわからない中で…

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だいぶ胸糞な感じだったが、しかしオチのせいでなんか許せてしまう。まあそれを許してはいけないというのが現代の価値観で、許せてしまうっていうのがその時代の価値観なのかな、など色々面白かった。最後の原節子…

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196

姪にも旦那にも、終始イライラ

三千代の気持ちも分かる
家父長制が今より色濃くある時代の中で、反語的にそれを批判しているように見えるのが、この作品が今もなお語り継がれる名作である所以。

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