成瀬巳喜男映画を見る上での軸になる作品だと思った。全てを相対化した上で生活を映画に写す。
原節子は生活そのものに対して問い、様々な価値観の”生活”を見る。その中で自分の生活を相対化して見つめ直す。…
「腹が減った」の一言がセンシティブな発言だと、あたふたしながら詫びを入れるところが微笑ましい。
突かれたくないことを聞かれた際の原節子が「猫を飼ってる」という支離滅裂な返しをするのが面白い。日常生活…
一見、男の愚かさが目につくが、女も同じように不器用で意地を手放せないのだ。戦後まもない作品で、旧来的な男女の価値観が反映されているが、愛が冷めていく様子は、今とあまり変わらないなと思った。無駄がなく…
>>続きを読む結婚した者なら誰もが一度は経験するだろう夫婦の倦怠期。些細なことで諍いを繰り返し、言葉とは裏腹に主人公たちの溝が徐々に深まっていく様子が実によく伝わってきた。大切なものはどうして失って気付くのだろう…
>>続きを読む◆作り手の意識を越えて立ち現れる普遍的な女性問題
観なくちゃとずっと思っていた成瀬巳喜男監督の映画を初めて観た。
いろいろ考えたくなる素晴らしい映画だった。
小津安二郎も好きだけれど、もっと…
合宿免許でなかなか映画を観れずにいたので、お久しぶりの映画一発目は成瀬がいいな、と思い、これを観た。
やはり成瀬、成瀬巳喜男は全てを解決する。
ちょーしんどかった2週間からついに解放された!!
(今…
難しい映画。現代のやかましい時代からすると、”束縛された奥さん可哀想”みたいな見方も出来てしまうが、そんな単純な善悪ではないだろう。
三千代は中盤で「進歩的」な言葉を口にする。しかし東京の実家に戻っ…