これは凄い作品だった。
フランソワ・オゾンっぽいって言われたらぽいけど、この作品以前の彼の作品と比べると新しいフランソワ・オゾンって感じ。
「ホームドラマ」や「焼け石に水」にあった毒々しさを残しつつ…
ラストシーンからして娘の存在があったのは事実として、小説家が作り出した物語の中に、我々は途中から、というか初めから?引き込まれていったということかな?
ラストまでこれが虚構なんでことはそこまで想像が…
このレビューはネタバレを含みます
中年の女流作家サラは、小説は売れているのに満たされない日々が続いていた。編集長(愛人)にもあんまりかまってもらえない。
そんな時、この編集長から南仏の別荘で過ごしてみないかと提案される。サラは…
神経質な小説家サラが出版社社長ジョンの別荘で気分転換をはかるも、出くわした娘ジュリーの奔放さに乱される。落ち葉だらけのプールを泳ぐシーンをはじめ、ジュリーが綺麗。あんなに落ち葉があったら虫もめちゃく…
>>続きを読むお金も地位もあるが、かなりの不寛容な作家の女が主人公。年齢を重ねて狭量って、イヤ〜ね。
な〜んてぼんやり観ていたら、あらまあビックリ。ラスト全然話がわからなかった🫠
え?どういうこと?
→考察を読む…
新作も楽しみなフランソワ・オゾンの官能ミステリー。20年前の映画だけどもっと古い映画のような質感。若い女性がさも当然かのように裸でそこにいるのでドギマギしてしまう。ああフランス映画を観ているんだなと…
>>続きを読むミステリーと言っても「別荘で連続殺人事件が起こる!」といったような犯人が、探偵にトリックを仕掛けるわけではなく、作者が観客に罠を仕掛けるタイプの映画。
ラストの展開には「キョトン」とさせられてしまう…
フランソワ・オゾンは最近のものを2本みた程度のにわか。
少し自分には合わないのかもな〜と思っていたが、本作は冒頭から惹き込まれた。
乾燥し、どこか寒気のある映像とシャーロット・ランプリング。
シャ…