戦争と母性に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『戦争と母性』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

息子を溺愛するあまり息子の彼女を受け入れられず結婚するならと兵役に出してしまった母親が戦死者を弔いに行く旅に出るがそこで自分と似た境遇の若いカップル(と母親)に出会う。

冒頭から息子以外の全方位に…

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kazun
3.2

寡婦ハンナは一人息子ジムと農業を営む。ジムは幼なじみのメアリーと結婚したいがハンナは許さず入隊させてしまう。ジョン・フォード作品。

lemmon様のレビューを見て鑑賞。

印象的なシーン
・メアリ…

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4.0
ヘンリエッタ・クロスマンがフランスで知り合った若者たちの会話を盗み聞きして頭に手を当てて過去を回想する場面の、彼女自身はその回想場面に居合わせていない本当らしさの欠如が過激。

原題「Pilgrimage (巡礼)」。息子が戦死した母のロードムービー。フォード監督が「ドクター・ブル」(1933)と同年に制作。

第一次世界大戦時のアメリカの田舎。頑固な母ハンナは息子ジムと近…

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3.8

戦争で子供を失った母親のドラマだけれど、こういう作品で反戦やプロレタリア思想に溺れず子供を失っても主人公である女性をはじめ逞しく生きる女性たちのドラマを賑やかに撮っているところが独特。でもだからこそ…

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4.0

塹壕で戦死した息子→嵐で息子の部屋の窓が開いて母親が起きると出産の報を伝える来訪者ってすげえ展開だ。なにより干し草祭りの多幸感に泣く。これは完全に天国からのプレゼントじゃないですか。射的場でマネキン…

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ヘンリエッタ・クロスマンが良い意味で嫌な母親役にぴったり。母親に取って息子は恋人というけれど、若い女と結婚させないために戦争に送り出しちゃ駄目だよー。

息子が池に石を投げて、揺れた水面に恋人が映る…

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3.6
ごめんなさい、
お母さんの息子に対しての気持ちはわかるけど
自分勝手さに置いていかれました。
要所要所のショットはさすが!
リトルジミーが渡したお花のショットは忘れられない。
Ryoma
4.0
ほとんどすべてのショットが完璧で、どちらかと言うと物語よりもショットの方に感動してしまう。とは言え物語のないショットは存在しなく、その逆も言えるのだが。

この作品を観た後でジョン・フォードが女性の機微に疎いマッチョな監督だなどということは決して言えない。ヘンリエッタ・クロスマンは序盤の頑固さこそ和らいでいくが一本筋の通ったところは変わらず、皆と共に墓…

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