ブラックブックの作品情報・感想・評価

ブラックブック2006年製作の映画)

ZWARTBOEK

上映日:2007年03月24日

製作国:

上映時間:144分

ジャンル:

配給:

3.9

あらすじ

『ロボコップ』(1987)、『氷の微笑』(1992)など長らくハリウッドで活躍し、最新作『ベネデッタ』(2021)も話題のポール・ヴァーホーヴェン監督が、2006年に約20年ぶりにオランダに戻って撮ったオランダ映画史上最大の製作費をかけた戦争超大作。オランダでは年間興行収入第1位となる大ヒットを記録した。第63回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されヤング・シネマ賞を受賞、オランダ映画祭2006…

『ロボコップ』(1987)、『氷の微笑』(1992)など長らくハリウッドで活躍し、最新作『ベネデッタ』(2021)も話題のポール・ヴァーホーヴェン監督が、2006年に約20年ぶりにオランダに戻って撮ったオランダ映画史上最大の製作費をかけた戦争超大作。オランダでは年間興行収入第1位となる大ヒットを記録した。第63回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されヤング・シネマ賞を受賞、オランダ映画祭2006金の子牛賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演女優賞(カリス・ファン・ハウテン)を受賞した。 1944年、第二次世界大戦時ナチス・ドイツ占領下のオランダ、ハーグ。若く美しいユダヤ人歌手ラヘルは、ドイツ軍から解放されたオランダ南部へ家族とともに逃げようとするが、何者かの裏切りによって家族をナチスに殺されてしまう。ラヘルは、復讐のために名前をエリスと変え、ブルネットの髪をブロンドに染め、レジスタンスに身を投じる。そしてナチス内部の情報を探るため、ナチス将校ムンツェに近づき、彼の愛人となることに成功する。 ムンツェはエリスがスパイであることに気付きながら、彼女を愛し、協力することになる。果たして真の裏切り者は誰なのか? すべての鍵を握る“ブラックブック”とは?

みんなの反応

  • 実話を基にした、ナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンス映画
  • 伏線が効いた展開が魅力的で、140分のボリュームを感じさせない
  • 主演女優のカリス・ファン・ハウテンが美しく、強く生き抜く姿が感動的
  • ナチスとレジスタンスの骨太な作品で、戦争、ドラマ、恋愛、パニック、スパイ映画の要素が入り混じっている
  • 裏切り合いの連続でハラハラする展開があっという間に終わってしまう感じがする
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『ブラックブック』に投稿された感想・評価

大戦時、ナチス占領下のオランダでユダヤ系女子が体を張る。歌とオッパイを武器にスパイになる。ナチ将校を凋落するためだ。バレたら即、お仕置きが待っている。陰の毛髪まで金髪に染め上げて気合を入れる。これで…

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生きるためとは言えどみんな味方を裏切ってて戦争映画にあるまじきって感じ 中でもムンツェは女に惚れたのを理由に転身しててリアル感は無いし、主人公女性が汚物を被るくだりは要らなかったのでは
BR
4.8
彼女の置かれた状況に胸が痛い。

まず善と悪を分けるのが意味がないと思った。
人は誰しも善人にも悪人にもなれる。

第二次世界大戦ナチスドイツの占領下のオランダ。何者かの裏切りによって家族を殺されたユダヤ人ラヘル(エリス)は、レジスタンスに身を投じ、スパイとしてナチス内部へ潜入する。

ナチス、レジスタンス、何人…

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Koya
4.5

ポールヴァーホーベン監督作で、個人的No.1の大傑作。
エンターテイメント性とメッセージ性がいとも自然に融合しながら、ど直球で観客の心に叩き込まれる。
女と男、ナチスとユダヤ、敵と味方、その全ての人…

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このレビューはネタバレを含みます

「ブラックブック」は、ポール・バーホーベン監督が、彼の故国オランダで撮った、戦争と人間ドラマの傑作だ。

全篇を貫くバーホーベン節が物語に絶妙の深みを与え、戦争の真実を描き、面白いの一言に尽きる映画…

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生き抜くために誰しも自分の中の悪が出ちゃうんだね。みんな必死だ。
何を守りたくては人それぞれ。

傑作。最高に面白い。レジスタンスの描き方や終戦後にナチの協力者が受ける仕打ちの描写が単純な善悪二元論に陥らないヴァーホーベンらしくて良い。皮肉のきいたラストも印象深い。カリス・ファン・ハウテンの演技…

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戦争映画だけどナチスだユダヤだと善悪をはっきりさせずどっちもどっちな状況下で一人の女性が生き抜いていく

ポール・ヴァーホーヴェン監督らしく突然のグロやエロもあるけれど、全く嫌らしさを感じさせない、…

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2025/05/11 19:00現在

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