1943年黒澤明の記念すべき監督デビュー作品。富田常雄小説原作。藤田進、大河内傳次郎主演映画。
明治15年、柔術を志した三四郎は矢野正五郎によって柔道の素晴らしさを知り、その門下に入る。幾多の試練…
オープニングショットからPTA的贅沢な長回しでさっそくびびる。
カメラの動かし方、役者の動かし方がもう堂に入ってる感じ。
試合のBGMがゴジラのBGMに似てるなーと思った。
柔道の投げられっぷりが…
七人の侍なんかが最高すぎるのもあるが、
他の黒澤作品と比べるとそこまでかなと感じた
ただ1943年の作品だが飽きずに最後まで見れるだけでもすごいこと
パッケージの写真が銃を構えてる様に見えるから戦争…
2023.10.5
初黒澤明。とうとうこの時が来た。
明治15年が舞台。柔術を習いに上京してきた三四郎の痛快活劇。彼が人間的に成長していく姿も描く。
難しい話ではない。わかりやすくて王道なストー…
主人公の人物や強さの背景描写が薄く、これじゃあ乗れない、も少しちょうだい、と感じました。
カットされたシーンでもっと人物や強さに奥行きがあったんだろうと思うと残念。 オリジナルが観てみたい、、、
…
前半で印象的だった棒杭と蓮の花が後半の重要な所でキーになってて良かった
負けて満足そうにしてる対戦相手と勝っても苦しそうな顔をしている三四郎の対比が印象的
綺麗な投げが見ていて楽しい、間を使った演出…
黒澤明作品の中で最も演出に創意が凝らされてるのではないか。
間を多めに取った編集は未熟さではなく意味に還元されないリアリティを求めた結果の産物に感じられる。
後年の作品では意味のない何も起こらない時…