いつも以上にウディ・アレンの個人的な映画という気がした。私生活の投影が色濃く感じられた。神とか、死とか、愛とか。ミア・ファローと醸し出す雰囲気は当時の2人が良好な関係だったことをうかがわせる。教授や…
>>続きを読む嗚呼、かくも不条理な世の中かな……。結局愛だとかなんだとかについてあーだこーだ思い詰めたりするよりも、太々しく生きたほうが人生得だし上手くいくのだ。
高2の時に友達と「神様ポイント」というものを考…
ユダヤ教への距離感、自意識が強く売れないドキュメンタリー作家、男女関係・・・ウディ・アレンらしいテーマがこれでもかと盛り込まれた充実した内容。
その分、軽快なユーモアには少し欠けると思いきや、エ…
スパイクジョーンズ監督が「her/世界でひとつの彼女」を制作する際に参考にした作品。またこの映画がherの作るきっかけとなったらしい。
本作は冴えない映画監督リッチな眼科医の話が同時進行で進んでゆ…
「シリアス・コメディ」なんてサブ・ジャンルがあるなら、これがそれだ。ウディ・アレンが本気のドラマ映画を撮っていること自体がまず面白く、内容的にも『愛と死』(75)の練り直しと言うか、それこそドストエ…
>>続きを読むちょっとした罪が大きな罪の引き金に。人生は紙一重。
面白いですね。
罪を犯したものが罰を受け、真面目なものが報われる…ということにはならない不公平さがこの映画のシニカルな面白さです。
この映画を見て…
打ちのめされる。
言葉が出ない。
ウディ・アレンの円熟した人生哲学は人間の本質に言及する。
「人生における選択の積み重ねがその人間の本質である」と彼は結ぶが、本質が人生に数ある審判に影響しないのが世…