いかさま博奕の作品情報・感想・評価・動画配信

「いかさま博奕」に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

4.2
賭博のルールは全く分からないのに緊張感の張り詰め方が異常、雑音が聞こえないくらい集中してのめり込んだ…シリーズ6作から観ちゃったんだけど全部観とけばよかったくらいの後悔…鶴田vs若山富三郎のイカサマバトルがめちゃくちゃ見どころなのに指を詰めるんじゃなくて腕を豪快に切り落としてからの下っ端に「…たばこ。」は流石に渋すぎて呼吸とまったわ。他のシリーズより賭博がメインなだけあって巧妙な脚本であり、西成寿しのはっぴからも分かるように見せかけではないしっかりとした関西弁が耳に馴染む。大阪の商売人かつ芯の強さがありながらも愛嬌のある出立を放つ中村玉緒の目力も印象的。
これまでのシリーズではイカサマしたら必ずフラグ立ってたけど、タイトルに恥じずイカサマ・イカサマ・イカサマの応戦で超たのしかった!ストーリー構成はシリーズ1作目とほぼ同じ。富三郎〜!!!
buccimane

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3.5
若山さんの食えないキャラがかなり良くて特に最終戦はかなりの緊迫感だけど鶴田さん若山さん間でちょっと待った〜て言うシーンが無いのは不満。
あと親にメガネ外してっていうのはアリなのか🤔
多分鶴田さんが当たり札(て言う?)を1番前に置いたり2番目に置いたりしたのも駆け引きなのだろうな。
遠藤さんの一人ベッドシーンも感動的だった。
手本引きのルール予習しとけばよかった。数々のイカサマ種明かしが楽しい。蝋燭揺らめく賭場の迫力はシリーズ3本見た中で随一。いがぐり丸眼鏡の若富のかわいさも随一。敵味方でもプロ同士に芽生える友情が美しい。でも正直、主人公がなぜあの少女に義理立てするのか理解できなかった。@ラピュタ阿佐ヶ谷
花椒

花椒の感想・評価

4.1
ラピュタ阿佐ヶ谷でアイドル映画ばかり見てきた中でレイトショーはこんなのやってるんだ、という体で試しに観賞。20日まで。

いや、痛快でした😊🙉🤓

よくよく考えると登場人物殆どが人間のクズなんだが😅そこは置いといて頭脳戦、心理バトルの展開に見応えアリ🤗

1968年作品だが1962年に勝新太郎の座頭市シリーズがスタート。兄の若山富三郎の最後のシーンはそのオマージュだったりするのかな?ヒロインは中村玉緒だし。

市川藤十郎の訃報で知ったけど、中村玉緒って妹で、父が歌舞伎役者なんだ。中村姓はそこからなの?
ともすれば単なる舞台装置になりがちな「博奕」にがっぷり取り組んだ任侠映画。
敵側がいかさま放題なのはどの任侠映画でもそうだが、鶴田浩二側もガンガン仕掛けまくるので、ギャンブル映画としても熱い。

ライバルの若山富三郎はかなり強敵で、暴力を使わず鶴田浩二を満身創痍にしていく。
大抵いつもいる大木実や待田京介といった侠客仲間がいないのも緊張感がある。
味方は遠藤太津朗だけだが、味方側だと大抵でくのぼうキャラにされるので頼りにならない。
ヒロインが中村玉緒というのもレア。

小沢茂弘は山下耕作に比べて下に見られる感じがあるが、もっと評価されても良いと思う。
アノ

アノの感想・評価

4.3
傑作!
博奕勝負シーンの緊迫感がどれも良い(それまでは無音で繰り広げられていたのがラストの大勝負ではいかにも任侠映画なテーマがかかるのが憎い!)。
ラストの大勝負後半の暗い照明もめちゃくちゃカッコイイ。

また最後の殺陣も屋敷の間取りを活かした組み方が面白い。ふすまを駆け抜けて隣室の天津敏を殺しにちょっと戻る流れが最高。
天津敏の悪役造形、若山富三郎のライバル的風格も素晴らしく隙がない。
ブレッソン+任侠映画といった趣の傑作。
ありとあらゆるいかさまの技が披露され、博奕シーンには異様な緊迫感が漲っている。
なんと言っても敵=若山富三郎のキャラ造形が素晴らしいね!
停電の闇の中で彼がタバコに火をつけるショットが死ぬほどカッコイイ!
ディアゴスティーニの東映任侠映画傑作DVDコレクションを購入して観ました。息詰まるいかさまの攻防を堪能できます。博奕打ちシリーズは私の見る限りでは博奕を打つシーンがわりと少ないので、本編はまさに博奕打ちって感じで堪能できます。ただルールがよくわからないので鶴田浩二のエラと若山富三郎の眉間でどっちが勝ったか、その瞬間を判断しなければなりません。なかなか大変なもんです。遠藤太津朗はやっぱりこういう茶目っ気ある子分役がよく合ってると思います。死んでても他の映画で元気な姿見せてくれるので気にならないのも東映っぽくて良いですね。一方、若山富三郎はシブいニヒルな博奕打ちで、茶目っ気ある役とは対極にありますが、これはこれでかっこよくて最高でした。
umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0
鶴田浩二の手放しの仁義が炸裂。
相変わらず、たまたま出会った小さい出来事を命を賭けた大ごとにするのが得意技だなぁ。
いつもは「まわりもたまったもんじゃねぇな。」と思うわけですが、今回はたまたまくっ付いてきた弟分と勝手に惚れてきた中村玉緒が、勝手にテンパって下手をこき、事を拗らせるので、鶴田浩二が少しかわいそうな印象。

若山兄のニヒルでラストは熱いキャラと2人の勝負に見惚れる。

勝負事は少なからず騙し騙されの世界ですし、そのテクニックも大事ですが、仕掛ける時に度胸や根性が据わっていなければ技の持ち腐れ。
漢気とともにちょっとした仕事術も学べる秀作でした。

「年取った中村玉緒」がチラついて集中できないヒロインにも、「漢・鶴田浩二」は決して恋心になびくことなく「よかった」と胸なでおろすわけですが
血だらけフラフラの去り際に、「手当くらい受けてけよ。漢が過ぎるだろ。」と突っ込まずにはいられない。
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