戦争というビッグビジネス。
プラトーンに続いてオリバー・ストーン監督が描くベトナム戦争の不都合は、国家による嘘という、戦争に限らず、アメリカに限らず、世界中で当たり前のように起きていることであり、…
トム・クルーズが演技派やという事を改めてわからせてくれる一本やった。
愛国心がある人ほど死んでいくっていう、戦争の構造はほんまに良くないなって思うし、ほんまにある意味やりがい搾取。
戦争を生身で…
このレビューはネタバレを含みます
ベトナム戦争で命懸けで戦うも、自分の脚をなくし、部下を誤って射殺してしまうロン。アメリカに帰ったら英雄扱いかと思いきや、国内はすっかり反戦モードが漂い、共産主義だと思われてしまう。そんな日々を過ごし…
>>続きを読む昔見た時はあまり心に残らなかったのだが
プラトーンから本作の流れで見ると
ずしりと響くものがある
トムクルーズが格好良いを捨て去り
戦争後の日々を痛々しいほどに熱演している
戦争で得るものはなく…
戦いに憧れる少年の心を誉められ鼓舞され育てられ、そして戦争で身も心も傷付いて。
間違った戦争だと認めたら、自分の人生の意味を見失ってしまう。やり過ごしてきた罪と向き合わざるを得ない。誰かのせいにして…
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主人公役がまさかのトムクルーズで驚き。
戦争の戦場、狂気がメインではなく帰国後の生活や心情、社会の風潮などに重点をおいた映画で面白かった。
帰国後の生活が悲惨だったし、泥酔してるときのロンの世間の風…
すごく重いお話なのに目を背けたくなるどころか見入ってしまう作品でした。
こういう状況から『タクシードライバー』の主人公が生まれたんだな……とも思いつつ。
でも彼は五体満足で帰還できていたので…
このレビューはネタバレを含みます
戦争に行き勝利して故郷に帰れたとしても
戦争は終わらないんだ。
戦地のストレスなどによる『戦争神経症』は聞いた事があるが、やはり映像にして見てみると私たちには到底わからないような恐怖心や後悔の気持ち…