たびたび映画化されている尾崎士郎の自伝小説『人生劇場』の中でも映画史に残るマイルストーン的な作品です。主演の鶴田浩二にとっても、助演の高倉健にとっても、東映にとっても。
自分の世代にとって東映とい…
初沢島忠
これは諸々含めてクラシックな大名作!
任侠映画の魁であり、同時に金字塔である。
妙に刑務所の外の壁が絵になる。
色味の重厚感は凄くて、カメラワークが手で動かしてない動きがすごく映画…
三度の飯より、義理と人情を重んじる男の物語。
出入り直後の飛車角を匿う侠客・吉良常に月形龍之介。
横たわって染々語る背中は何とも味があり、個人的に最も印象的なシーン。
鶴田浩二と同じ女を愛する高倉健…
不器用な健さんに自分の姿を重ね、憂いを帯びた鶴田浩二の背中に自分の憧れを託す。任侠映画はたとえ一時でもこういう熱い感情を沸々と湧きあがらせてくれるから好きだ。例に漏れず沢山の死が描かれるわけだが、健…
>>続きを読むこの世界で「会いてえ、会いてえ」と膝をついて泣き崩れる飛車角は、”Boys Don’t Cry”のフランク・オーシャンなのではという暴論を投げかけてみたくなるなど。3年越しの再会なのに件のシーンでは…
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