息が詰まる。
固唾を呑む。
目と耳でしかこの映画を感覚できないことが勿体ない。
途中、今これ以上観てしまうのはまだ勿体ないのではないかとさえ思った。
また一つ素晴らしい映画を知った喜びと、
また一…
衝撃的な映画だった。浪人と井伊家、立場が違うから、相容れない。それぞれの曲げられない意地とプライドがぶつかり合っていた。津雲半四郎の最後、刃ではなく鉄砲でとどめを刺されるシーンは、武士(刀)の時代の…
>>続きを読む設定的にはコント的ともいえる。
ストーリーというか展開がめっちゃ面白い。
今ではよくある"コイツの目的はなんだ?"的なやつの走りかな。
"武士道"という信念の価値や本質。
鎧兜の中は空っぽ。
虚飾…。
いつだって面子は大事だ、印象だし。
ただ嘘偽りは必ず自分という証人が居る。
とか言ってみたけど、守りたいモノの為の生存戦略だよねえ。嘘も方便なんて言うけど、本当に守らなくちゃいけないモノ…
1962年 橋本忍脚本、小林正樹監督作品 モノクロ 134分。寛永七年、井伊家の江戸屋敷を浪人津雲半四郎(仲代達矢)が訪ねて来る。「玄関先で切腹したい」というのだ。家老(三國連太郎)は先に千々岩求女…
>>続きを読む撮り方と脚本と演技がすごくてとても面白かった。現代にも通じる権力者の保身、人間のプライド、差別感情や貧困といった普遍的テーマ。先の読めないサスペンスフルなストーリー。復讐のカタルシス。仲代達也の迫力…
>>続きを読むゾクゾクした。武家の官僚的な側面は批判するものの、その一方で受け継がれてきた武士道の美学は尊重するという、価値観の衝突が堪らない。乱世を生き抜いた武士と、泰平の武士とで、武士道精神や武道そのものにお…
>>続きを読む松竹株式会社