言葉が難しかったので序盤であらすじを読んでから視聴。主人公の半四郎が、病気の妻子の為に金を作ろうと城へ出向いたが情けのひとつも無しに切腹させられた娘婿の求女の復讐をしに井伊家に行く話。
こんなに古…
このレビューはネタバレを含みます
武士にとっての「切腹」が持つ意味や、その儀式がいかに冷酷で恐ろしいものになり得るかが、強く印象づけられる作品でした。
逃げ場のないような閉鎖的な庭のセットが象徴的で、そこで仲代達矢が静かに、しかし…
圧倒的なシナリオの力。
井伊家の庭先で切腹を願い出る浪人。入れ籠構造のように二転三転する物語。切腹の理由が明かされてゆきながら、真実だと思っていた姿が入れ替わる様子はさながら羅生門
やがて見えてく…
このレビューはネタバレを含みます
ガチ傑作。
『12人の怒れる男たち』風の社会派サスペンスの匂いを感じた。復讐劇的なアクションのカタルシスもあるし、社会制度とそれに立ち向かうヒロイズムもワクワクする作品。
「よくぞ血迷うた」この発想…
「武士」という権威の外側だけを飾り、中身のないものを偶像のように崇める。冒頭の鎧が象徴していた。
武士に限らず組織の体面を保つために人が犠牲になることは現代でもあるし、人権よりも尊重されるカタチのな…
『七人の侍』と同じくらい完成度の高さに衝撃を受けた。『七人の侍』が農民の汚さを描いているのに対して、武士道の汚さが見られる。白黒映画で画面の明暗がはっきりしてるのが良かった。当たり前だけど名優の若い…
>>続きを読む15年前に観たことないの?って教えてもらってからレンタルDVDやら配信サービスやら、時代によって何度も観てきた、生涯ベストムービーを35mmフィルムで初スクリーン鑑賞。
何度も観て知ってるはずが、…
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