生きてゐる孫六の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『生きてゐる孫六』に投稿された感想・評価

ここのところ戦中期の木下作品をいくつか見てるけど、プロパガンダとのせめぎあいで監督はどんな心持ちで作ったんだろうなと素朴に気になっている。本意ではなかろうけれど、これはその中でも一番に戦意高揚的かも…

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冒頭、あれ?歴史物と思ったらちゃんと現代物だった。プロパガンダになりきらない、木下恵介の戦意高揚映画。頼りなかった本家の長男が立ち直り、最後の10分で全てを強引に解決。お婆さんの叩く鉦の音が呪いのよ…

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秀作。プロパガンダは置いといて
オープニングの合戦シーン大規模で驚いた
歴史、伝説、親子、恋人、重層するテーマを
詰め込む中で、ラスト15分でまとめあげた
木下監督の力技
yyy

yyyの感想・評価

3.0
交渉簡単に終わった…

健康ってわかったら、逆に戦地に行くことになっちゃうのかな。

1943年だもんね、
随所随所のプロパガンダが怖かった。
まだプロパガンダ>木下さん節。
wada

wadaの感想・評価

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戦時中のプロパガンダ映画なので随所に国粋主義、家父長制賛美が盛り込まれてるが、確かにそれ以外はごく木下らしい愛嬌ある人物描写に溢れてる気がする。古い言い伝えを信じて空地に鍬を入れないことと、食糧増産…

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tbsk9un

tbsk9unの感想・評価

3.0

要素が多めだったので、メインの筋(孫六)にいまいち集中できなかったが、木下監督らしい人物描写が見られて楽しめた。

古い因習を重んじる空気は「そんな事で?」と思うものもあるけれど、当時はそれが当たり…

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木下作品に戦国合戦を描いた映画があったのか(冒頭数分のみ、直ぐにオーバーラップで稲穂のショット)

三方ヶ原古戦場の開拓と室町後期の名刀"初代関の孫六"争奪交渉を中心に描かれる群像喜劇で、戦時中制作…

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ひる

ひるの感想・評価

3.4
軍国主義×血統主義が平凡な庶民の和に浸透していて怖い。話としてもつまらんし、なんだかなー

牧歌的な殺陣の長回し含め、フレームイン/アウトや動線がめちゃめちゃ気持ちいい。それを追うだけで幸せ。
精神論しか言わない教官は"絶対に嫌な上司"の極北でウケる。
クライマックスは「ちょっと待った」ス…

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370年前、徳川軍と武田軍が戦った古戦場三方原
この地の名家小名木の家では男は代々短命とされ、所有するかつての戦場の土地は足を踏み入れるのも憚られると今はススキ野原状態
だが今は戦時、村のためお国の…

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