アニエスの浜辺の作品情報・感想・評価

「アニエスの浜辺」に投稿された感想・評価

一

一の感想・評価

3.8
フランスの巨匠 アニエス・ヴァルダ監督作品

監督自身の転機となった浜辺を通して自身の人生を振り返るドキュメンタリー

アニエス・ヴァルダ監督をますます大好きになってしまうほど、クリエイティビティーとチャーミングさに溢れる素晴らしいドキュメンタリーだった

こういう作品を自らメガホンをとっているのも凄いけど、本人だからこそしっかりと思いが伝わるような緻密な作りになっているのかもしれない

そしてここでも語られるのは夫であるジャック・ドゥミへの深い、深い、愛
『ジャック・ドゥミの少年期』にどのような思いを持って作り上げた作品なのかというのが非常によくわかる

80歳でもきらきらとした目は好奇心に溢れているし、彼女の豊かな色彩を使った作品の数々は観る者の心まで豊かにしてくれる力がある
現代アートのようなコラージュ演出を要所に入れてきたりと、芸術要素も申し分ない作品です

ヌーベルバーグを牽引した彼女自身の作品を断片的に振り返りながらエピソードを紡ぐのですが、まだ観てない作品もたくさん出てくるのでもっと観てからまた観直したいと思います

25歳までに観た映画は9-10本ぐらいというのも驚いたけど、そこにいるだけで光になるような彼女自身の凄まじい魅力も天性の才能なのでしょう

〈 Rotten Tomatoes 🍅96% 🍿89% 〉
〈 IMDb 8.0 / Metascore 86 / Letterboxd 4.2 〉

2021 自宅鑑賞 No.276 GEO
長年連れ添った夫がある日突然エイズになるなんて二重にも三重にも悲しい。それでもあくまでエイズの経緯には触れずに夫への思い、愛情、夫が死ぬまでにやった事を語るアニエス・ヴァルダが悲しい。
R

Rの感想・評価

4.3
本作DVDをレンタルする時、ジャケットも確認せず、「アニエス・ヴァルダ監督作だから…」と借りたら、アニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー映画だった。
確かに、本作を観終わってからタイトル見ると、確かにそういう雰囲気のタイトルだった…(笑)

80歳のアニエス・ヴァルダが、自分の生い立ちや家族、思い出の地などを思い出しながら、「私の人生は浜辺とともにあった」と語る。素敵な人生。
更に、亡夫ジャック・ドゥミ、過去の作品などについても語る。

冒頭の鏡を使った浜辺のシーンは見事な構図。
そして、自身の映画場面を使いながら、ユニークな場面も見られる。

アニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミが出演するのは勿論、その他、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジム・モリソンなども出演するが、若くて売れる前のハリソン・フォードは新鮮。

こうした個人史を描きながら、時代世相も映した現代史・アート史にもなっているあたりは素晴らしい。
pino

pinoの感想・評価

4.2
撮る側の視線
大好きな作品も違った角度で見えてくる

なにをしててもかわいく見えてくるアニエス
彼女の為人が作品にも表れるし観てると自然と気持ちが軽くなる力を持っている
Akari

Akariの感想・評価

3.6
アニエスの映画をもっと観なきゃなと思った
アニエスの話し方がとても愛おしい
ラストはジーンとくる…
Sari

Sariの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2021/02/08 DVD

アニエス・ヴァルダの幼少期と家族との記憶、写真家として活動を始めた後にヌーヴェルヴァーグ映画監督としてデビューし彼女が世に出した写真や映画作品など、ヴァルダ自身が編集、コメンタリー付きで振り返るドキュメンタリー映画。

パートナー、ジャック・ドゥミとの出会いから別れまで、もちろんドゥミの代表作品も取り上げられている。
ドゥミの死の10日前1990年10月17日まで撮影が行われた『ジャック・ドゥミの少年期』
余命いくばくもないドゥミ自身が監督が不可能なことからヴァルダ が代理を務めた。
死の直前のドゥミに寄り添いながら監督を務め上げたヴァルダの思い…オフショットで死の間際のドゥミの白髪や皮膚をアップで記録したショットなども見られ切なくなる。ヴァルダの芸術や映画への、そして夫への深い愛に満ちた軌跡のような作品で、鑑賞しながら涙が溢れた。
『顔たち、ところどころ』2018年に劇場で観れた事は本当に良かったと思う。
そしてヴァルダのファンへの素敵過ぎるプレゼントとなった遺作『アニエスによるヴァルダ 』の前章とも呼べる本作は、ヴァルダの映画を愛する人には勿論、これからヴァルダ の映画を見る人にもきっと訴えるものがあるはず。
彼女の鋭い感覚と共存する、芸術への優しい眼差しは永遠に色褪せず愛すべきものだろう。
無花果

無花果の感想・評価

5.0
鑑賞 2度目
ジャックドゥミを世界で一番愛した女性

(映画というのはやはり何度も観るたびに発見があり、何度も観続けていくことだなと改めて思う、映画を観続けていると絶対に前の自分より知識が増えていて、二度目だから気付けた、また知っている情報が必ずあるから)
GATS

GATSの感想・評価

-
評価不可能。泣く。
半世紀以上こうして映画の最前線にいた人間のバイオグラフィであり、自分で撮ってる(からか、もしくはその)せいで100%アニエス・ヴァルダ、もう愛す他有りません。

後半ジャック・ドゥミへのラブレターみたいでもある。ジャック・ドゥミの生前に『ジャック・ドゥミの少年期』を作っただけあり、今見ちゃうと今作と彼女の人生とが、観客にその解釈をさせない訳にはいかない。

アニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、サヴァ?
ヴァルダも、ミシェルピコリもルグランもみんなここ数年で亡くなってしまって 時代の終わりみたいなものを勝手に感じる。それでも、特にヴァルダは、長生きしてくれてよかった。老いてからのヴァルダ本人が人生を振り返るその視点を見せてもらえるから。。
めも

めもの感想・評価

3.8
アニエス・ヴァルダの作品が見てみたかったのだけれど、あんまり取り扱いがなくて唯一借りられたのがこれ。彼女の作品を見たことがなかったから、はてなマークな部分もたくさんあったけれど、コラージュのような、華やかで遊び心のある映像は見ていて面白かった。彼女の作品を見てから、もう一度見たいな。
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