TATSUMI マンガに革命を起こした男の作品情報・感想・評価

「TATSUMI マンガに革命を起こした男」に投稿された感想・評価

Masataka

Masatakaの感想・評価

4.1
辰巳ヨシヒロという漫画家を、僕は名前しか知らなかった。この人がいなければそもそも「劇画」という言葉すらなかったという先駆者であるというのに。そもそも本屋などにあまり置いてないし、Amazonで検索してみても、作品は驚くほど少ない。逆に同時代の漫画家で交流もあった、つげ義春の作品は驚くほどたくさん出版されている。

戦後間もない頃、しかも10代から漫画家として活躍していた辰巳ヨシヒロの半生を、合間に何本かの代表的な短編作品を挟みながら描いていくという構成の映画。劇画を動きの少ないアニメーションにしている。ちなみに収録作の中では「男一発」が好きだった。

エンドクレジットを見るまでシンガポール制作だとは知らなかったので驚いた。日本でも知らない人が多い偉大な漫画家を、このような映像作品にしてくれてとてもありがたい。辰巳ヨシヒロさんは残念ながら本作の公開から数年後に他界されてしまったが、本作ではナレーションも担当しており、元気に絵を描く姿を見ることができる。
sou

souの感想・評価

4.1
構成も上手いし辰巳ヨシヒロへの畏敬に溢れた映画だと思います。
辰巳先生のタッチで、持ち味である淡々としつつ陰鬱な雰囲気を上手く描いているのはすごいと思いました。
辰巳先生ご本人のナレーションも良いですね。この映画の5年後に亡くなられましたが声が若く感じました。
別所哲也さんの声もやはり素晴らしいです。
辰巳ヨシヒロを知らない人にも観て欲しい作品です。
saki

sakiの感想・評価

3.6
重く暗く湿った、激動の時代昭和の泥臭い劇画ショートストーリーと、
辰巳ヨシヒロ氏の自叙伝ストーリーが、前置きなく交互に挟み込まれる変わった作り。
それが戦後日本の群像劇として不思議と一つの時代そのものの力強いうねりを浮かび上がらせ、胸ぐらを掴まれたような目の離せない映画でした。
KUBO

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5.0
【2014 アーカイブ】

また今日も素晴らしい映画と出会えました。「TATSUMI マンガに革命を起こした男」。宣伝文句に「日本だけ知らない」とありますが、確かに漫画ファンを自認している私も「辰巳ヨシヒロ」を知りませんでした。

彼が描くのは戦後から高度成長期を迎える50〜60年代の日本に生きる人たちの心の闇。原爆、職工、定年退職、パンパン。どれも暗く重いが心に突き刺さる。

あえて「劇画」の荒いペンタッチを活かしたハイセンスなアニメーション。一人六役をこなした声優としての別所哲也も素晴らしい。

エリック・クー監督は東京国際映画祭の国際審査員も勤められており、先日お会いした監督さん。これを見てからお会いしてたら話したいことやお聞きしたいことがいっぱいありました!

まずは「辰巳ヨシヒロ」を知ることができたことに感謝。そしてこれほどまでにハイセンスなアニメーション作品に出会えたことにも感謝。日々、良い作品に出会えてうれしいな〜*\(^o^)/*
玉露

玉露の感想・評価

3.0
影の形がみんなが見ているほうではなく
初めから、あっちの方に見えてしまった。
ぽ

ぽの感想・評価

4.3
辰巳先生の劇画を映画化した短編集のようなもの
大人向けである えげつない 苦しい
しかし引き込まれる 面白い…
親孝行の親子の話が好き
nero

neroの感想・評価

4.0
日本公開が決まってから半年以上経った2015年3月、ようやく札幌で公開された。 その1週間前に辰巳ヨシヒロは死去、追悼上映となってしまった。
大好きな作家という訳ではないが、折に触れ読んできた彼の作品群は、良くも悪くも印象に残る。その身も蓋もない描写から否応無しに喚起される同類嫌悪なのかもしれない。

学生の頃、神田のヒロ書房へ単行本を買うため伺ったことがある(目的は辰巳氏の本ではなかったが)。小さな部屋には一人の男性が椅子に座っていた。あれはご本人だったのだろうか? 暑かったと思う。窓を背にしていた為か、逆光の中のシルエットだけを覚えている。

映画はほとんど『劇画漂流』のスクリーン再構成という趣で 、既視感強いのは書籍読者には仕方がない。静止画=動画の変換にちょっと無理矢理感もあったが、ドキュメンタリー部分の作り方も丁寧だし、挿入される短篇にもスムーズに入っていける。

エピローグで辰巳氏が実写で登場。はにかんだような笑顔が好感だ 。猿と手を取って去って行くエンディングにはジーンとした。監督の辰巳愛・劇画愛を感じる映画だった。しかしこういう映画がなぜ日本で出来ないのかねえ。
ip

ipの感想・評価

3.5
「劇画」の産みの親。同郷の偉大な漫画家、辰巳ヨシヒロさん。
彼の生涯を、作品とともに知ることができる映画。

劇画世代ではないので、申し訳ないことに詳しくは存じ上げなかったが、観賞から4ヶ月経たずして彼の訃報をYahoo!ニュースで見たときは悲しかった。

漫画を子どものものだけではなく大人でも楽しめるものにしてくれた功績はとても大きい。
YUI

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4.3
辰巳ヨシヒコさんは知らなかったけど、普通に面白かった。
漫画読んでみたいなぁ
meran

meranの感想・評価

3.6
辰巳ヨシヒロという漫画家の自伝とその作品の紹介した映画です^ ^

あまり漫画は読まないのでこの人の事も知らなかったのですが、手塚治に憧れ漫画を書き続け漫画家になり劇画を生み出しその作品は見応えありました。

作品は戦場ジャーナリストの話から始まりますが漫画でも意外にも重い話でした。

それ以降もしがないサラリーマンが嫁をどうやって裏切るのか、片腕を無くした工員の話など重い話が続き楽しめました。

最後は本人が登場し絵を描いてる映像が流れてました。

世の中色んな凄い人が居ますね^ ^