TATSUMI マンガに革命を起こした男の作品情報・感想・評価・動画配信

「TATSUMI マンガに革命を起こした男」に投稿された感想・評価

ガキの頃、近所に"貸しババ"と呼ばれる社交場があった。
その時代もはや市内でもこの一軒しか無かったであろう貸本屋。
置いてあるレトロな漫画本はほとんど手に取ったことは無く、本格的なゲーセンが登場するまではアーケードゲームを楽しめる近所で唯一の場所で、十円前後の駄菓子が充実していた。
ババアが切り盛りする貸本屋、"貸しババ"。
小学校の帰り道にここで合成着色料たっぷりの駄菓を買い食いをするのは不良の第一歩を踏み出したようでワクワクしたものだ。
同じ学区にはけっこう貧乏な家もあったから、新刊を買うことは叶わず、ここで昭和の古い漫画を読み漁っていた漫画少年もいたかもしれない。

"劇画"なる言葉を生み出したのは辰巳ヨシヒロだったとは初耳。
本作でその著作群を色付きの紙芝居で見れたのは良かった。

シンガポール人監督によるドキュメンタリー。

〜〜

今日の一曲

「いとしのモンキー」なる一遍含めて痛々しく気持ちが落ち込むほどだった。

Peter Gabriel - Shock The Monkey
 
https://m.youtube.com/watch?v=CnVf1ZoCJSo
YukiJ

YukiJの感想・評価

4.0
語り口が優しく、心に残る。
手塚先生とのエピソード。関西弁のなんとも言えない暖かさ。市井の人々の心の手触りを、こんなにも素直に伝えてくれる言葉は、中々無いと思う。
お話も面白かった。弘兼憲史の「人間交差点」を思い出した。海外製のアニメの、ぎこちない動きも、味が有って良い。
summeri

summeriの感想・評価

3.5
一つ一つの物語は面白いが、もっと劇画について語って欲しかった。 アニメーションで語っている部分もあるんだろうけど、想いについて聞きたかった。 内容は興味深い。
一

一の感想・評価

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"劇画"の発案者の一人である辰巳ヨシヒロ先生のアニメーション&ドキュメント。まんだらけの目録に連載されていた自伝漫画『劇画漂流』を軸に、70年代のドス黒い作品群からピックアップされた5本が挟み込まれる構成。コマの中でキャラクターが動いているような辰巳先生の画そのままのアニメーション表現が嬉しい。『まんが道』とはまた違った手塚治虫像も興味深い(「手塚先生が東京に取られてしまう」とか)。最後に出る手塚&辰巳のツーショット写真、マジで"まんが"と"劇画"ってかんじでウケた。辰巳先生ご本人によるナレーションも味があっていい。そして『地獄』とか『いとしのモンキー』とかの強烈さに改めて驚く。アメリカのオルタナティブ・コミック作家エイドリアン・トミネが辰巳作品の英訳出版に熱心に取り組んでいたり、ヨーロッパでも本が出て、フランスでは賞獲って、んでこの映画はシンガポールで製作されてるし、劇画の生みの親であるにも関わらず劇画ブームに乗り切れなかった辰巳先生だったけど生きているあいだに再評価されてホントによかったな~と思うのだった。
辰巳ヨシヒロは、欧米で人気があるが日本ではあまり有名ではない。劇画の 先駆者である。自伝で本人がナレーションしている。自身の作品をアニメとして動かしている。味があって面白い。見ながら大島渚「忍者武芸帖」でこの方法が出来れば良かったなぁと思う。短編5作品も味わい深く人生の不条理を感じる。海外の監督がこの作品をつくったのは、興味深い。ドキュメントとして秀作と感じます。
むむむ

むむむの感想・評価

3.5
辰巳ヨシヒロの作品はかなりニューシネマっぽさがあるということが分かった 背景にあるのはベトナム戦争じゃなくて第二次世界大戦だけど
nemooom

nemooomの感想・評価

3.7
短編とドキュメンタリーが
違和感のない構成で
とても観やすかった。

優しい語り口と
ブラックな短編のコントラストが
なんとも言えない。

特にいとしのモンキーが
グサグサ来た。
だいち

だいちの感想・評価

3.9
描きたいものはまだ、まだまだある❗

劇画の生みの親、辰巳ヨシヒロ先生の人生と5つの短編とを組み合わせて構成された本作。

戦後の最中から漫画を書いてきた辰巳先生。先生の見てきたものが、人生そのものが、色々な作品となって、映し出されたようだった。

短編の中から抜粋すると、「いとしのモンキー」のクオリティが凄かった。自分も東京にいる時、この作品の主人公のような気持ちになったこともある。人の感じ方の違いをうまく表現し、置き換える能力が凄い。

最後の言葉の強さと見開きの絵のクオリティが物語る、ずっと物語を描いてきた先生の強さ。
あぁ、なぜ今まで知らなかったのだろう。
エリック・クーが、復活させてくれた。
劇画というジャンルを確立させた辰巳ヨシヒロさんの、自身の超鬱な短編を混ぜたドキュメンタリー。人間の汚さだけでなく、倫理観を揺さぶられる昭和の鬱な世界観がすごく良かった。絵のタッチも好き。海外で評価されていて監督はシンガポール人らしい。この人の作品がもっと日本で評価されますように。
tom

tomの感想・評価

3.8
ドキュメンタリーと短編の組み合わせが面白い また短編がブラックでよろしい
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