料理長(シェフ)殿、ご用心の作品情報・感想・評価

「料理長(シェフ)殿、ご用心」に投稿された感想・評価

★ 腹回りのお肉は、芸術家への賛辞

昔から推理小説が大好きです。
江戸川乱歩先生の『蜘蛛男』に始まって、小学生の頃に赤川次郎先生と西村京太郎先生を読破し、中学生以降は新本格にどっぷりとハマり…清涼院流水御大の小説を投げるようになるまで…うん。色々と読みました。

だから、映画でもミステリが観たい!
そんな気持ちで色々と観てきましたけれども…正直なところ、ミステリと映画は相性が悪い…と感じることが多かったです。

それは本作も同様。
次々と有名シェフが得意料理に準えて殺されていく…そんな舌なめずりするような展開も…何故だか盛り上がらず、睡魔に襲われる始末。

その理由を考えるに、真正面からミステリに取り組もうとすればするほど…地味な展開に陥るからなのでしょう。しかも、本作の場合は探偵役が不在ですからね。やはり、クライマックスには快刀乱麻を断つ活躍が欲しいのです。

しかし、本作はあくまでもコメディ。
そう考えれば評価が変わります。
しかも、根底にあるのは美食文化への批判。
豪華絢爛な料理が目も鮮やかなので食欲を刺激してきますが、それらが全て“罠”なのです。

ハトの包み焼き、ロブスター、鴨料理、大きな爆弾ケーキ…どれもこれもが反則級に“美味しそう”ですからね。夜中に観たら何かを食べてしまうこと必至。うーん。なかなか酷な物語ですなあ。

まあ、そんなわけで。
ミステリとして隠れた傑作…なんて評を耳にしたので鑑賞しましたが、コメディ要素のほうが強い作品。耳に残る明るいテーマソングが、それを如実に示していました。

最後に余談として。
本作鑑賞後にウィキペディアを読んだら…なんと“あらすじ”にウソが混じっていました。やはり、インターネットは“ウソを見分ける目”が必要なのですね。僕みたいに正直者ばかりとは限りませんからねえ。げっげっげっ。

あ。そうそう。
この作品を仕上げたのは『ランボー』を作ったテッド・コッチェフ監督ですよ。これは本当の話。
おね

おねの感想・評価

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おじさんたちがいいキャラしてる。
うっとおしい元ダンナがヒーローになるとは。
ヴァンサン・カッセルのパパ出てた。
女好きキャラも似てる。
二時間ドラマのような軽やかさ。
このくらいのテンポだとミステリー(コメディ?)でも頭空っぽにしてゆっくり見れる。

セカンドフロアの件は普通わかるもんじゃないの?

「シェフ達はアーティスト!オレのお腹は芸術品!」という節のコメントは秀逸で、世の中のデブは、このコメントをマスターするべし。
Elmar

Elmarの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャクリーン・ビセットが可愛い!元夫のロスは憎めない人だわ。
テンポが良くて面白いけど、最後の爆弾はどうやって仕掛けたんだろ。
そういうところが気になると全体的に推理物好きな人はダメかもしれない。

これ好きな人は栗本薫のグルメを料理する十の方法を読んでみて。

マックス役のロバート・モーリーの人って昨日観たデップー2のジュリアン・デニソンの未来の姿みたいだな。
ザン

ザンの感想・評価

3.0
オーブンで黒焦げや水槽で食材と溺死もコメディタッチだが、恐ろしいことだ。ジャン・ロシュフォールやフィリップ・ノワレも若いフランスの名優たちも若い若い。あのケーキ食べてみたい。
うめ

うめの感想・評価

3.8
美人シェフのナターシャ。
ヨーロッパの有名シェフを訪ねていくのだが…
胡散臭い元ダンナも現れて…
そんなコメディなサスペンス。

オープニングから鳴り響くテーマ曲。
2時間ドラマか!と思わず突っ込みたくなるようなチープなつくり。
懐かしい、この肌触りに思わずフフッって笑ってしまう。
また、邦題がぴったりですね。
作品の軽やかさとB級感にすごく合っている。

とにかく、ナターシャ役のジャクリーン・ビセットの可愛さが半端じゃないです!
小悪魔っぽい笑顔はもちろん。
奔放さには困ったものですが…
怒った顔も可愛く見えてしまうのだから、まいっちゃいますよね。
この時代のファッションがまた素敵です。

展開や会話もヨーロッパらしく捻りがあって良い。
古き良き匂いのする楽しい作品です(*^ω^*)
デリシャスサスペンス、コメディ、なんて説明すりゃいいのかわからん!好き!
chira

chiraの感想・評価

3.0
料理とサスペンスがどう繋がっているのか、なるほどと思いました。
別に笑えるわけではなかったですね。
今にして思えば、やたら“シェフ”だの“グルメ”だの冠した映画が溢れていますが(・・・しかもその大半が“残念”です)、その先駆け作品だったのですね
名だたる美食家の晩餐会に選ばれた4人のシェフ・・・そして連続殺人
でもコメディです

自分など、当時人気絶頂のジャクリーン・ビゼットを観るだけで合格です
初見は1979年に池袋・文芸坐、その後も2回鑑賞。

ジャクリーン・ビセットは綺麗だった。
この映画もタイトルからはコミカルな雰囲気が漂うが、実際は、料理長(シェフ)の連続殺人が起こる物語。
特に、1人目のシェフ殺人はグロイ。あの駄作『グレムリン』のオーブン丸焼きのようだ。
3人のシェフが殺されて、4人目のターゲットがジャクリーン・ビセット。
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