このレビューはネタバレを含みます
『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』は、デヴィッド・クローネンバーグ監督が描く静かで不穏な心理スリラー。表向きは主人公スパイダー(レイフ・ファインズ)の過去を辿る物語だが、その実は彼の壊れた精神を…
>>続きを読むかなり控え目なクローネンバーグ。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『イースタン・プロミス』も含め、従来のボディーホラー的な特殊効果を絞っているのがこの時期の特徴なのだろうが、これは暴力描写も極度に…
>>続きを読む『ヴィデオドローム』みたいな作品。
現実と虚構の仕切りはどこなのか、静謐だが勢いもあり、物哀しさも兼ね備えている物語。
哲学的な考察もありつつ、シンプルに一人の男を追求することが本質的な内容の感じ…
思い込みで見える世界は変わる。レイファインズの動きがリアルか分からないけど仕草、靴下のポーチ、シャツの重ね着など何か切なくて観てて辛い。と感じた俺は大丈夫かなぁ。穏やかではないけどとても静かな映画だ…
>>続きを読む数十年精神病院に入院していた男が退院し、少年時代に過ごしていた故郷に戻る話。デビッド・クローネンバーグ監督作品なだけあって独特の世界観ある。レイフ・ファインズの役作りが素晴らしい。道中流れるエーデル…
>>続きを読む【運動の停滞は人生の停滞】
デヴィッド・クローネンバーグの作品はたいてい観ているのだが、この作品だけ抜けていたので今回観てみることにした。クローネンバーグらしいテーマの作品であった。
列車が駅に到…