肉体の変容を描いてきたクローネンバーグ監督が精神の変容にシフトした(多分「戦慄の絆」辺りから)作品。再鑑賞。
統合失調症のデニス(=スパイダー)の社会復帰リハビリ施設での生活と亡くなった母親を追憶…
ハマることが出来ずに退屈。シームレスな回想に於いて少年時代の過去(妄想)に現在のレイフファインズが同じ空間に存在して傍観することで精神疾患による差異と答え合わせが顕に感じられる流れは地味ながら惹き付…
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ラストのウィルキンソン夫人のセリフ。
「あなたは一体何をしたの?」
に尽きる映画。
統合失調症であるスパイダーに見えている(いた)ものは一体なんなのか。過去と現在が同時にそこに在り、信用できない…
統合失調症を患った男が、自らの日記を紐解きながら暗い過去を思い返していく物語。さすがクローネンバーグ監督らしい重苦しい雰囲気に包まれっ放しの作品でした。設定が設定だけに早い段階で薄っすらとオチに気付…
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