ミステリーズ 運命のリスボンの作品情報・感想・評価

「ミステリーズ 運命のリスボン」に投稿された感想・評価

ラウル・ルイスが最晩年に遺した大作をようやく鑑賞。

某海賊漫画みたく様々な人物の回想を挿入した、入れ子構造の連続となっているため4時間以上の大作と化した感があるけど、美麗な長回しはソクーロフを髣髴とさせるものがあり見ていて実に心地良かった。

時折挿入される紙芝居的演出も、ただ独特なだけでなく主人公のアイデンティティを表すものにもなっていて、良い試みだったように思う。

そして一番印象に残ったのは、細かいところではあるが主人公の母親が過去を明かそうとして躊躇うシーンで、その躊躇う場面でちょうどよく不穏な曇天に切り替わったのだけど、あれを意図的に撮ったのだとしたら相当根気と計算が必要だったことを思うとその拘りに脱帽するし、偶然だとしてもその運の良さに舌を巻くし、どちらにせよあそこは地味に凄いシーンだった。

ラウル・ルイスのキャリアの集大成として相応しい力作ではあったが、劇場で見ていたらその長さと緩慢な空気でウトウトして途中混乱したかもしれないから、これは休憩を挟めるDVDで見て正解だったろう。
面白かった!
メロドラマかつ大河ドラマではあるのだけれど、ポルトガルの作るそれは深みが違う
初めの方こそ少々退屈も感じるけれど、後半アルベルト・デ・マガリャンエスの名が出てくる辺りからぐんぐん面白くなった。
「レア・セドゥ出演作」と銘打っているから借りたのにコンマ1秒もレア・セドゥが出てこない『ミステリーズ 運命のリスボン 前編』を観ました。斬新かつ難易度の高いカメラワークでおおっとなるんだけど手ぶれが気になる…主人公が美少年。続きが気になるので後編借りねば

このレビューはネタバレを含みます

長尺。

ジョアンという少年の父親は誰?母は本当に伯爵夫人なの?

という謎。
その他、神父始めとした登場人物は秘密を持っている。(いや、もちろん秘密がない人などいないけれど)

前半はジョアンを中心に。
後半ひ神父と大人になったジョアンを中心に愛と欲望、絶望を描いている。

しかし、夢オチなのか?とも取れるし、ミステリーズは謎のまま?

美しい画面や衣装が夢のように通り過ぎて行くようだ。

余りの長尺に、鑑賞が苦痛かもしれない。よって、スコアは抑えました。
Miiii

Miiiiの感想・評価

3.0
衣装や室内装飾、カメラワークなど見応えがありますが、人間関係が複雑すぎてついて行けず、あと最後の展開が⁈⁈⁈でした…
Arika

Arikaの感想・評価

3.2
2日に分けて観ました!
長いねー(笑)

映像も綺麗ですが
最後は、ん?終わり!?
と思いました(笑

言葉と言葉の間の沈黙の
長回し映像が面白い
心の中を覗きたくなる演出

でも、寝不足の時見たら
確実に眠くなるので
ご注意を
MewcoSan

MewcoSanの感想・評価

2.7
尺が長く、語り手が変わるので見ていて少し疲れた。
まとめようと思えば、半分くらいの時間に凝縮できるような・・
装飾の使い方は綺麗だった。
長いし、関係がよくわからないし、リアリティに欠ける。美術やカメラワークは良かった。変な演出もなんかねぇ、、、
とても細やかな作り。貴族として生きるのも意外に楽じゃないんですね。
Myon

Myonの感想・評価

3.6
ポルトガルを中心にイタリアやフランス(プポーさんやセドゥさんの出番がちょっとだけ)をまたにかける19世紀の群像劇。スタート地点は神父と彼に保護されている孤児の少年。彼らの出生の秘密と人間関係がさらなる秘密の連鎖を生む。

話し手と聞き手を次々に変えつつ、人々が自分の秘密を語る形態というだけでミステリー(推理物)ではない。舞台仕立ての上品なメロドラマで、構図の妙と丁寧なカメラワーク、細やかな美術のおかげでまるで当時の人々の生活を覗き見しているような趣がある。何より強い明暗と計算された配色が素晴らしく、バロック絵画の連作を見ているような気にもさせられるが…。

内容が詰まっているうえ、間をカットしない文学的な作りは余裕がないとキツい。個人的には長いからこそラストで感じる哀切に胸を打たれたし、曖昧な後味も好き。鑑賞後前編の冒頭に戻ってみると色々納得できる作りも良かった。