誰にでも、どの家庭にも起こりうる悲劇から、普通だったはずの関係が徐々に崩れ、ぶつかり合う様子が、その過程も含めフィクションとは思えないほどかなり克明に、高い解像度で描かれていた。
ラストも家族全…
出演者の演技がみんな素晴らしい。
それぞれの心の動きが緻密に描かれていて文学的で見応えがありました。
母親がコンラッドをひたすら拒絶するのは、死んでしまった兄のことを思い出すからなのでしょうか。
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中流家庭崩壊モノの佳作。ロバート・レッドフォード初監督作にしてアカデミー賞受賞作品。終始に渡り陰気なムードが特徴でもある。
90年代末期に『アメリカン・ビューティー』という同工異曲の家庭崩壊劇があ…
何かしら皆問題を抱えながら生きているという意味では“普通の人々”というタイトルもしっくりくるが、冷淡かつ協調性ゼロの母親の気持ちは共感出来なかった。暗いストーリーが淡々と流れる重い空気にも耐えられな…
>>続きを読む張り付いた笑顔と大きな声で笑って淀んだ空気を晴らす母、時代なのか家族のタブーを秘め事として決して外部に漏らさないように心まで鉄になってしまった。優しくするしかできない父、初めに息子に関心がなかったの…
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