部落差別のように、特定の地域に蔓延る差別や非常識。
後の「ウィンターズ・ボーン」や「ウインド・リバー」に先駆けて、世間から見捨てられたような貧困生活と、それが引き起こす新たな不幸という負の連鎖を、…
このレビューはネタバレを含みます
息子に火を使うなと悪いことをしないように注意する母親が、密入国者を運んでお金を稼いでいるという…。息子たちを守るためなら手段を選ばない主人公の物語は、いつ崩壊するのか分からない凍った川のような緊迫感…
>>続きを読む劇場で観た時は子供の為に奮闘するお母さんの映画として、ストレートにやるせなさを感じたけれど、自分が親になってから観たら、逆に子供の気持ちが気になって、そっちをメインに観てたな。それは本当に子供の為な…
>>続きを読む☆リバー映画:アメリカ編
ニューヨーク州、最北部の町。カナダ国境と接するこの町は、カナダ側と繋がるモホーク族の保留地を擁している。保留地は完全自治地帯となっており、警察が介入できないことになっ…
このレビューはネタバレを含みます
ライラが先住民族だから、その地域では逮捕されない!みたいな日本にはない文化にビツクリ。そして若干、この商売にすがっていくレイの姿が切なかった・・・息子には悪いことするな!と怒るけど自分は手を汚して家…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
もうなくなった渋谷のシネマライズで観た。
「ブレイキング•バッド」が、家族のためと言いながら段々、犯罪自体が目的化していくのとはまるで違って、女性達は別にスリルを味わいたい訳ではない。他に食べるため…
この「フローズン・リバー」は、女性監督ならではの作品だと思いました。
生き延びようとする女性、母性本能を遺憾なく発揮する女性。正しい道を歩もうとする女性。
貧困や人種、国境 その他 様々な障壁や…
新人監督にはちょっと難しいテーマだったと思われる。現代のアメリカが抱える貧困や人種問題等々、色々盛り込んでいる割には大して消化し切れていない。🤷♂️
このような「問題提起」自体は悪くないが、全体…
【素材より脚本で勝負せよ】
印象に残るのは、凍った河をクルマで渡るシーン。大陸の雄大さと厳しい気候には観客を惹きつける魅力があります。
しかし人間ドラマとしてみるとかなり甘いですね。ヒロインと長…