ガン・ファイターの作品情報・感想・評価

「ガン・ファイター」に投稿された感想・評価

りっく

りっくの感想・評価

5.0
各々が危険な旅路へと参加する利害関係を紹介する手際の良さ。そこからのエピソードも、カーク・ダグラスを主とするキャラクターの肉付けになっている。

追う者と追われる者の、奇妙な旅。三角関係を巡るやり取りと、その後の悲劇的な結末。ダルトン・トランボの脚本がとにかく素晴らしい。

南北戦争の後遺症が通奏低音となっている点も物語に深みを与える。画的にも馬が砂に飲み込まれる場面や、暗闇に浮かぶセントエルモスの火が幻想的。

犬の首を手で締め上げるほど粗野で凶暴な男。そんな男も根は心優しくロマンチストで、ずっと過去に囚われている。それを象徴する「黄色いドレス」と鼻歌が効いてくる。

自己犠牲により過去を断ち切り、若い娘に未来を託す。そして、自らの過去の罪に落とし前をつけ、男としてのけじめをつける。粗野にしか見えなかった男が、高潔で崇高に見えてくる。その成長の過程こそが、本作の最大の見どころである。
cinemaQ

cinemaQの感想・評価

5.0
犬をいじめた罪はでかい…。
ドロシー・マローンの圧倒的官能さ。エロい。エロすぎるぞ。
アルドリッチのベスト。

『ヴェラクルス』みたいな冒険活劇かと思いきや詩情に満ちたメロドラマで邦題紛らわしいな~

ドロシー・マローンのエロさは尋常では無い。
主要人物の追い込み方がほかのアルドリッチ映画に比べて甘く(「テキサスの四人」のように遊戯感覚が出ていればそれでも良い)、対決への盛り上がりがいまいち弱いかとも思うがさすがにショットはちゃんとしている。
のうこ

のうこの感想・評価

5.0
嵐の中のカッティングすごいかっこいい。カット割りまくってくるけどどうやって撮ったのか。ラストの2人の男が出会うまでそれぞれがただ歩くだけのクロスカッティングが素晴らしかった。犬の首絞めも震えた。
嵐の荒野を駆け抜けるシーンがいい。
メロドラマ要素が強くて少し苦手だった。
これこそが映画!最初から最後まですべてが正しい。ショット、撮影、音楽、バディ感、ほんと泣ける。
50年を経て見ると61年でここまでの高みに達していたのだと思うと本当に感動する、神々しささえある。

カークダグラスが歌い踊る!
カリフォルニアドールと並んでアルドリッチの最高作だと思う。